ホームからのアプリの起動

■、ホームのアプリアイコンから、アプリを起動します。

起動する方法には、いくつかの方法がありますので、書いておきます。 今回は「設定」のアイコンを開いてみます。

●その1


1.ホームを表示します。
表示方法は前の項を参照してください。

2.慣れないうちは、目的のアイコンがどの位置にあるか、だいたいの見当を付けるために、[2本指の上フリック]で全体を読んでみます。
ホームのアイコンの読み上げ順序は、一番上の段の左の端から右へ読み上げて行きます。
4つのアイコンを読むと、二段目の左端に移り右に読み上げてゆきます。
4段目の右端まで読み上げると、最下段の「ロック」のアイコンを読み上げます。

3.今回は「設定」のアイコンを選ぶので、全体読みで、「設定」がある場所の大体の見当を付けます。

4.大体の見当を付けたあたりに、1本指でタッチして、その指をスライドして「設定」と読み上げる所を探します。
視覚的には「設定」と読み上げた時点で、「設定」のアイコンが枠で囲まれて、選択状態になったことが示されます。
この枠で囲まれた状態になるのは、VoiceOverがオンの時だけです。

5.「設定」と読み上げたら、スライドしている指で、[ダブルタップ]します。
または、スライドしている指をタッチパネルから離して、タッチパネルのどの位置でもかまわないので、[1本指のダブルタップ]をします。
[ダブルタップ]は1回目と2回目のタップの位置がずれないようにします。
コツとしては、2回目のタップの時に、タッチパネルから指を1cm以上離さないことです。タッチパネルは、非常に敏感ですので、2回目のタップをタッチパネルから数ミリ離しただけでも、ダブルタップと認識します。

6.「設定」の画面が開きます。

ホーム画面に戻るのは、「ホーム」ボタンを一度短く押します。

●その2


1.「ホーム」を表示します。

2.[1本指の右フリック]をしますと、アプリのアイコンを、一番上の段の左から読み上げます。

3.「設定」と読み上げるまで、[1本指の右フリック]を繰り返します。
16個のアイコンの最後の方にありますので、10数回[1本指の右フリック]を繰り返す必要があります。
[1本指の右フリック]はタッチパネルのどの位置で行なってもかまいません。

4.「設定」と読み上げたら、タッチパネルのどの位置でも良いので、[1本指のダブルタップ]をします。
[1本指の右フリック]を行なって、設定と読み上げた時には「設定」のアイコンが枠で囲まれて、選択状態になっています。

5.「設定」の画面が開きます。

10数回の[1本指の右フリック]が面倒な方は、次のような方法もあります。


1.まず、[2本指の上フリック]で全体を読み上げさせます。

2.読み上げを注意深く聴いて、「設定」と読み上げたら、すぐに[2本指のシングルタップ]をします。
読み上げ音声が止まります。
[2本指のシングルタップ]はタッチパネルのどの位置でもかまいません。

3.「設定」のアイコンの近所で止まっています。
ただしこの状態では、アイコンは選択状態になっていません。
[1本指の左フリック]または[1本指の右フリック]をしますとすぐに「設定」と読み上げがあると思います。
[1本指の左フリック]や[1本指の右フリック]はタッチパネルのどの位置でもかまいません。 この状態で、「設定」のアイコンが選択状態になっています。

4.「設定」が選択出来たら、[1本指のダブルタップ]をします。
[1本指のダブルタップ]はタッチパネルのどの位置でもかまいません。

5.「設定」の画面が開きます。

「ホーム」に戻るのは、「ホーム」ボタンを短く1度押します。

●その3


1.「ホーム」を開きます。

2.タッチパネル上を1本指でスライドして、「設定」を探します。

3.「設定」と読み上げたら、スライドしている指をタッチパネルから離さないでそのままにします。

4.すぐに別の指で、タッチパネル上を[1本指のシングルタップ]をします。
タップする場所はタッチパネルのどの位置でもかまいません。
人差し指をスライドして「設定」アイコンを選択したら、中指でタッチパネルを トン と一度タップします。
両手を使って、他の手の指でもかまいません。

5.「設定」が開きます。
これを[スプリクトタップ]と言います。
文字の入力の時に使うと便利です。
[スプリクトタップ]を素早く行なうには、スライドしてアイコンを探す指を、中指でスライドする習慣を付けておきますと、タッチパネルの右端にあるアイコンやボタンを選択した時などに、人差し指で[1本指のシングルタップ]が出来ます。

以上の三つの方法が、VoiceOverがオンの時の、アプリやボタンを実行する、基本的な方法です。 時と場合によって使い分けると良いかもしれません。


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