今回は日本語変換時に出てくる熟語の「日本語変換システム」(IME)への登録方法を書きます。
今回は、ソフトを起動していない状態での登録方法を書きます。
MS-word、マイワード、MMエディタなどはメニューバーのプルダウンメニューの中に「登録コマンド」がありますので、そこからでも出来ます。
どんな熟語を登録するのかと言いますと、[Space]キーを押しても漢字がなかなか出てこない難しい人名とか専門用語などです。
1.ディスクトップを選択します。選択する方法はいくつかあります。2.「ディスクトップ」が選択されたら「全角/半角」キーを押して日本語変換システム(IME)を起動します。XP-Readerは「日本語オン」と言います。PC-Talkerは「日本語変換」と言います。
- (1) 通常はパソコンを起動した直後は、ディスクトップが選択されています。
XP-Readerでは、「ディスクトップ」と言います、また、PC-Talkerでは「プログラムマネージャーのリストビュー」と言います。- (2)ソフトを何も起動していない状態で[Tab]キーを押して行きますと、XP-Readerは「スタートボタン」「起動中のアプリケーション」「無音」(タスクトレーに移動している)「ディスクトップ」と読み上げます。
PC-Talkerは「スタートメニューボタン」「ツールバー・起動中のアプリケーション・ツールバー」「無音」(タスクトレーが選択されている)「プログラムマネージャーのリストビュー」と言います。- (3)ソフトが起動している状態で「ディスクトップ」を選択するのには[Windows+D]を押します。
(「スタートボタン」のところではIMEは起動しません。)
3.[Ctrl+F10]を押して、コンテキストメニューを開きます。
(無音で開きますので、何回も[Ctrl+F10]を押さないで下さい。)
4.[下カーソル]キーで「単語/用例登録」を選択して[Enter]キーを押します。
5.単語登録のダイアログが開きます。
6.最初は「読みのエディット」が選択されていますので、読みを書きます。
7.[Tab]キーを一度押しますと「語句のエディット」に移動しますので、登録したい語句を書きます。
8.[Tab]キーを一度押しますと、「品詞のコンポボックス」に移動します。ここで品詞を選択しますが、音声で品詞の名前を読みません(XP-Reader、PC-Talkerとも)、最初に選択されているのが「名詞」なので大抵はこのままで大丈夫です。
9.[Tab]キーを一度押します、「コメント」は書かなくてもかまいません。
10.[Tab]キーを押して「登録」に行き[Enter]キーを押します。
(登録語、読みを書かないと「登録ボタン」は出てきません)
11.[TAb]キーで「閉じる」に行き[Enter]キーを押して終了します。
読みは、熟語の正しい読みかたで無くてもかまいません。
例えば「河津正聲」を「かま」と読みを書いて登録しますと「かま」と入力して[Space]キーで変換しますと「河津正聲」が出てきます。
登録する語句はかなり長くても大丈夫です。
例えば「東京都八王子市鑓水2−73−3−404」を「@j」で登録する事も出来ます。
この場合は、「@j」と入力して[Space]キーを押しますと上の住所が出てきます。
注意としては、読みを「じゅうしょ」と書いて登録しますと、普通の文書を書いていて「じゅうしょ」と入力して変換すると自分の住所が出てきたりします。
この場合は、全角のアットマークを読みの最初に付けると良いと思います。
つまり「@じゅうしょ」と読みを書きます。
「@じゅうしょ」と入力して、変換しますと自分の住所が出てきます。
治療院などをしている方などで、患者さんの氏名などを姓だけで登録する場合も、このアットマークを付けておくと普通の文章の中では出てきません。
つまり「鈴木文江」を単に「すずき」と読みで登録すると、メールなどで「すずきさん」と入力して変換をした場合に「鈴木文江さん」となる事を防ぐために、読みを「@すずき」とします。
これで、何百人の患者さんのフルネームが登録できて、カルテなどを書く時に入力が早くなります。
メールなど、他の文書に登録したい語句がある場合は、その語句を範囲指定してクリップボードにコピーしておくと単語登録のダイアログを開いたときに、「語句のエディット」にコピーした語句がすでに入力されていますので、読みだけを書けばよいことになります。これも便利です。