何時も皆さんが使っている、Windowsに標準で組み込まれている「日本語変換システム」の「MS IME」のほかに、多くの方が使っている「日本語変換システム」にジャストシステムから発売されている「ATOK」(エートック)と言う日本語変換システムが有ります。
「日本語変換システム」(IME)には「標準辞書」に追加しておくと便利な辞書が有ります。
「ATOK]の標準辞書に追加出来る辞書には次のようなものが有ります。
トレンド辞書
人名辞書(かなり多くの名前が変換出来ます)
第三・第四水準漢字辞書
郵便番号辞書(郵便番号から漢字住所に変換する辞書)
単漢字辞書(漢字1文字を変換する辞書)
カタカナ語英語辞書(英語の読みを仮名で入力して英単語に変換する辞書)
記号辞書
フェイスマーク辞書(顔文字辞書)
MS IMEは、音声で追加するのは出来ないので、眼を借りる必要が有りますが、「ATOK」は音声で設定が出来ますので、以下に追加の方法を書いておきます。追加しますと[Space]キーを押すと変換結果が出てきます。ただし、欲張ってたくさん追加しますと、パソコンの能力によっては、変換の時の動作が遅くなりますので注意が必要です。でも、「単漢字辞書」と「第三・第四水準漢字辞書」、「記号辞書」」などは追加しておくと便利です。
「ATOK]のバージョンは「ATOK2006」、Windowsは「Windows XP」、スクリーンリーダーは「XP-Reader」です。他のバージョンでは、多少操作が違うかも知れません。
1. [Ctrl+F12]キーを押して、「ATOK]のプロパティを開きます。
使用しているパソコンの機種によっては、ホットキーの重複で開かない場合も有ります。また、「MS-IME用」のキー操作に設定していますと[Ctrl+F12]キーでは開きません。その場合の、プロパティの開き方は2. ATOKのプロパティの画面が開きます。
- (1)スタートメニューの「設定」のサブメニューで「コントロールパネル」を選択して[Enter]キーを押します。
- (2)コントロールパネルで[上下カーソル]キーで「地域と言語のオプション」を選択して[Enter]キーを押します。
- (3)[Ctrl+Tab]キーを1度押すと、「言語」のタブ内の「詳細設定」が選択されますので[Enter]キーを押します。
- (4)[Tab]キーを押してゆき、「コンピュータを起動するときに使用する入力言語を、インストールされているものから 1 つ選んでください。」でATOKが選択されている事を確認します。
- (5)さらに[Tab]キーを押して「プロパティ」までゆき[Enter]キーを押します。
3. [Ctrl+Tab]キーを一度押して「辞書学習」のタブにゆきます。
4. [Tab]キーを押して「辞書セット一覧」にゆきます。
5. [上下カーソル]キーで「標準辞書」を選択します。
6. [Tab]キーを押して「標準辞書セットの内容」を選択します。
7. [上下カーソル]キーで「標準辞書」に有る「辞書名」を確認します。
8. [Tab]キーを押して「辞書の追加・削除」のボタンを選択して[Enter]キーを押します。
9. [Tab]キーを押して「追加可能な辞書の一覧」を選択します。
10. [上下カーソル]キーで標準辞書に追加したい辞書を選択します。
11. [Shift+Tab]キーを押して「追加」のボタンまで戻り[Enter]キーを押します。
12. [Shift+Tab]キーを押して「標準辞書セットの内容のリストビュー」まで戻り、[上下カーソル]キーで追加された辞書名を確認します。
13. さらに辞書を追加したい場合は、9から12までの操作を繰り返します。
14. [Tab]キーを押して、「OK」ボタンを選択して[Enter]キーを押します。
15. 開いた画面でもう一度[Tab]キーを押して「OK」ボタンを選択して[Enter]キーを押します。
16. 「辞書学習」の画面に戻りますので、また[Tab]キーを押して「OK」ボタンを選択して[Enter]キーを押します。
17. コントロールパネルからプロパティを開いた場合は、「地域と言語」の画面も閉じてください。
ATOKの漢字変換は、デフォルトで
[F2]キー:人名
[F3]キー:郵便番号
が設定されています。つまり、郵便番号を入力して、[Space]キーを押して変換シナイで、[F3]キーを押して変換をしますと、漢字の住所に変換されます。
ATOKはかなり高機能な日本語変換システムですので、いろいろな機能がたくさんあります。音声で読めるヘルプファイルは以下の所に有ります。
C:\Program Files\Justsystem\ATOK19\ATOK19W.CHM