アプリケーションソフトのヘルプ(chm形式)を読む

アプリケーションソフトのメニューバーやリボンの中には「ヘルプ」という項目があります。
ここにはそのソフトの使い方などが詳しく書かれています。
現在一般のソフトのヘルプは[chm]という形式で書かれているものが大半です。
このchm形式はテキスト形式にコンパイルされたファイルなので、スクリーンリーダーで容易に読めるはずなのですが、そのほとんどが読めないのが現状でした。
それは、目次から開いた本文が書かれた所にキーボードからではフォーカスが移せなかったのが原因でした。(中には[F6]キーで移動出来るソフトもあります)
PC-Talker7 2.00ではこのchm形式のヘルプの本文にフォーカスを移動するショートカットキーが付きました。
これでヘルプの目次から本文へと容易にフォーカスを切り替えることが出来て、いろいろな一般ソフトのアプリケーションソフトのヘルプが読めるようになりました。


■一般的なヘルプの読み方

1.起動しているソフトのメニューバーやリボンなどから「ヘルプ」の項目を選択して開きます。または[F1]キーを押します。

2.そのヘルプがchm形式で有れば、ヘルプの目次の項目のツリービューが表示されます。この目次のツリービューは以前でもスクリーンリーダーが読み上げました。

3.[上下カーソル]キーで目次の項目を選択することが出来ます。
ツリービューですので項目の後にプラスと音声ガイドが有るところは、その項目の中にさらに詳しい項目がある事を示しています。
このプラスの所は「項目がたたまれています」と言います。

4.プラスと音声ガイドが有るところで[右カーソル]キーを押しますと、たたまれている項目が表示されます。
開いている項目は項目名を読み上げた後のプラスの音声ガイドがマイナスと変わります。
マイナスと音声ガイドが有る項目で[左カーソル]キーを押すと項目がたたまれて、マイナスがプラスの音声ガイドに変わります。

5.[下カーソル]キーで開いた項目を読み上げます。
項目名の後にプラスともマイナスとも音声ガイドが無いところが最終項目ですので、選択したら[Enter]キーを押します。

6.画面にその目次の項目の内容が書かれた本文が表示されます。

7.[Ctrl+Alt+Win+@(アットマーク)]キーを押します。
目次の項目名だけを読み上げますが、フォーカスは本文に移っていますので、[Ctrl+下カーソル]キーを押してゆきますと、段落読みで読んでゆきます。

8.連続読みをするのは、[Ctrl+Alt+F10]キーまたは[Ctrl+Alt+A]キーで本文の最初から全体を読み上げます。

9.本文中にリンクがある場合は[Tab]キーでリンクをジャンプ選択してゆきます。
[Enter]キーでリンクが開きます。

10.本文から目次に移動するのには[Ctrl+Alt+Win+@]キーをもう一度押します。
ヘルプを終了するのには[Alt]キーを押して「システムメニュー」を表示して[上下カーソル]キーで「閉じる」を選択して[Enter]キーを押します。

これで、アプリケーションソフトの画面に戻ります。

注意:
MMMail2の「その他」の中の「ヘルプ」は次のようなメッセージが出て読めません。
スタートメニューの「すべてのプログラム メニュー」のMMMail2」の中の「テキスト形式のヘルプ」を見て下さい。
他のMMソフトも同じです。
これはMMソフトのヘルプ形式がchmではなくてhlp形式だからです。

Windows7ではこのプログラムからヘルプを取得できない理由
このプログラムのヘルプは Windows ヘルプ形式で作成されていますが、このヘルプの表示に必要な機能が、このバージョンの Windows には含まれていません。
ただし、Windows ヘルプ形式で作成されたヘルプの表示用プログラムをダウンロードできます。
詳細については、support.microsoft.com にアクセスして、「WinHlp32.exe」を検索します。

視覚障害者のWindows7操作終わり


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