初めに

2012年10月26日に発売されたWindows8ですが、早くも2013年10月18日にWindows8.1が発売されました。
このWindows8はWindows7の後継OSとして、Microsoftがリリースしたものです。
我々視覚障害者には、安定して使いやすかったWindows7で良かったのですが、現在発売されているパソコンのOSはほとんどがWindows8となってしまいました。
そこで今回は、Windows8をスクリーンリーダーを使って操作する方法を、書いてみたいと思います。
なお、使用するスクリーンリーダーは「PC-Talker8」と「NVDA」を使います。
NVDAの方は、メーラーやブラウザーを変えますので、この連載の後半で別枠として書きます。

■Windows8のエディション

Windows8には4つのエディションがあります。

●Windows8:Windows8の下位エディションで、主に個人や家庭内用として使われ、32bitと64bit版があります。

●Windows8 Professional:Windows8の上位エディションで、ビジネスマンや企業向け用として使われ、32bitと64bit版があります。

●Windows8 Enterprise:企業向けのエディションで、パッケージ版としての販売はありません。

●Windows8 RT:Windowsのタブレット用のエディションでOS単体での販売はありません。

■使用するデスクトップパソコンのシステム構成

2台使いますが、両方とも自作パソコンです。
1台目 メインのパソコンです。
CPU:INTEL Core i5 4670
マザーボード:ASUSTek Z87M-PLUS
メモリ:DDR3 1600 Long DIMM 8GB2枚
ストレージ:Cドライブ:インテル Boxed SSD 335 Series 180GB MLC
Dドライブ:WESTERN DIGITAL 2.5インチHDD 750GB SATA6.0Gb
OS:Windows8.1 Pro 64bit
スクリーンリーダー:PC-Talker8 2
メーラー:MMMail2 Ver4.10
ブラウザー:NetReader

2台目
CPU:INTEL Core i5 3570K
マザーボード:ASUSTek P8Z77-M PRO
メモリ:JM1600KLH-16GK"(トランセンド)
ストレージ:Cドライブ:SSD 510 SSDSC2MH120A2K5
Dドライブ:Seagate Barracuda 7200.12 ST3500413AS 容量500GB
OS:Windows8.1 Pro 64bit
スクリーンリーダー:NVDA日本語版
メーラー:Mozilla Thunderbird
ブラウザー:Mozilla Firefox
ClassicShell4

※Windows8.1はWindows8とは変更点がありますが、スクリーンリーダーで使える範囲では、あまり差がありませんので、Windows8.1を使って記述を進めることにします。


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