アクセスキーとショートカットキー
Windowsをキーボードで操作するための、「アクセスキー」と「ショートカットキー」はWindows8.1でも以前と同じように使えます。
●アクセスキー
「マイスタートメニュー」や「メニューバー」、「リボン」、「ダイアログボックス」の「項目」を選択したり開いたり実行するための、半角のアルファベットキーです。
これは、視覚障害者が、マウスを使わないで、キーボードだけでパソコンを操作するためには、無くてはならない機能です。
次のようなアクセスキーがあります。
１．「マイスタートメニュー」、エクスプローラーの「ドライブ名」「フォルダー名」「ファイル名」などが、半角のアルファベットで書かれている場合は、その頭文字をキーボードから入力しますと、その名前のところを選択します。
具体的に書いて見ますと、[Windows]キーを押して「マイスタートメニュー」を開き、[M]キーを押しますと「MyEdit」にジャンプします。
[M]が頭文字に付く項目が沢山ある場合は、[M]キーをさらに押して行きますと、頭文字が[M]の項目だけを選択して行きます。
「マイスタートメニュー」の中に起動ショートカットが沢山増えてきた場合などには、[下カーソル]キーを何回も押して選択するよりも早く選択出来て便利です。
２．「メニューバー」や「リボン」の場合は、日本語版Windowsでは、項目名が日本語になっていますので、このアクセスキーを使用出来るように、項目名の後にアルファベット文字がついています。
このアルファベット文字がアクセスキーです。
ですから、このアルファベット文字を押すことによってそれらの項目がカーソルキーを使わないで、選択や実行が出来ます。
例えば、メニューバーの「編集 E」を選択してプルダウンメニューを表示するのには次の様にキー操作をします。
メニューバーが表示されているアプリケーションソフトの場合は、[Alt+E]キーを押すか、[Alt,E]キーを押しますと、「編集 E」のプルダウンメニューが、一度で開きます。・[Alt+E]キーの記述は[Alt]キーを押しながら[E]キーを押すと言う意味です。３．エクスプローラーのフォルダー名やファイル名の選択も、頭文字を押す事によってジャンプ選択が出来ます。
・[Alt,E]キーの記述は[Alt]キーをトンと押してから、[E]キーを押すという意味です。
ですから、「マイドキュメント」などに、自分で作るフォルダー名やファイル名は、半角の英数字で作っておくと、フォルダーやファイルが、沢山になっても、選択するのに便利です。
さらに、次のような操作もできます。
私の場合は、マイドキュメントに、頭文字に[D]の付くフォルダー名が、沢山ありますので、頭文字から2文字か3文字を素早く入力することで、一度でそのフォルダーが選択出来ます。
たとえば「Daisy図書」というフォルダーを一度で選択するためには、[DA]（ディー エイ）と素早く入力します。（素早く入力しないとだめです）。
「Excel_data」フォルダーを一度で選択する場合は[EX]（イー エックス）と素早く入力します。
このように、アクセスキーは、マウスを使えない視覚障害者にとっては、起動ショートカット、フォルダー、ファイルを素早く選択するためにもなくてはならない機能です。
●ショートカットキー
これは、Windowsや各アプリケーションソフトが、「コマンド」（命令）を一度のキー操作で実行出来るように設定してあるキーまたはキーの組み合わせを言います。
これも、よく使うコマンドのショートカットキーを覚えておくと大変便利です。
ただし、このショートカットキーは、各アプリケーションごとに設定が出来ますので、使用出来るショートカットキーは、現在アクティブになっているアプリケーションによってショートカットキーの動作が決定されます。
つまり、同じショートカットキーでも、アプリケーションによっては、その動作が異なるということです。
そのアプリケーションのヘルプやマニュアルの中にショートカットキーの一覧がある場合がありますので、見てみることをお勧めします。
●PC-Talker8のコマンドのショートカットキーの一覧表は次のところにあります。
１．[Windows]キーを押して「マイスタートメニュー」を出します。
２．[上下カーソル]キーで「マイサポート」を選択して[Enter]キーを押します。
３．[上下カーソル]キーで「PC-Talker8」を選択して[Enter]キーを押します。
PC-Talker8のマニュアルが開きます。
４．[上下カーソル]キーで「6 コマンド解説 メニュー」を選択して[Enter]キーを押します。
５．[上下カーソル]キーで「6の22 フルキーコマンド一覧」を選択して[Enter]キーを押します。
コマンドの一覧が表示されます。
全てのショートカットキーを覚える必要はありませんが、よく使うコマンドのショートカットキーは覚えておくと、パソコンの操作がとても楽になります。
ただし、ショートカットキーのほとんどは、2つ以上のキーの同時押しとなりますので、キーの押し間違いには十分に気を付けてください。
OSのWindows8.1にも多くのショートカットキーがあります。
次回にその一覧を書いて起きます。
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