私みたいに、自分で組み立てたパソコンを使っている方は少なくて、ほとんどの方はメーカー製のノートパソコンを使っていると思います。
最近のノートパソコンは、バッテリーだけでの使用時間の長さを、各メーカーが競っている傾向があります。
これは、ACアダプターを持ち歩かなくても、バッテリーだけでの操作が長く出来るので良いことなのですが、バッテリーでの動作時間を長くするために、一定の時間操作をしないと、ディスプレーが暗くなったり、システムが止まってしまったりして、スクリーンリーダーを使って音声でパソコンを操作している場合は、再開に少し慌てたりします。
これは省エネのために、一定時間操作が無いと、パソコンがスリープ状態や休止状態になるためです。
このスリープ状態や休止状態からの復帰の動作を、わかりやすくするために、一定時間操作しなくてもスリープ状態にならないようにして、パソコンの操作を一休みする時は、ラップトップを締めてスリープ状態にし、ラップトップを開けると、スリープ状態から復帰するようにします。
Windows8.1のスリープ状態からの復帰は、WindowsXPのスタンバイと違って、不具合はほとんど無くなっているようですので大いに活用すべきだと思います。
これらの設定は、コントロールパネルの、「電源オプション」で行ないます。
ここでは、ノートパソコンでの設定の方法を書きます。
1.[Windows]キーを押して「マイスタートメニュー」を開きます。
2.[上下カーソル]キーで「設定 メニュー」を選択して、[右カーソル]キーを押してサブメニューを開きます。
3.[上下カーソル]キーで「コントロール パネル」を選択して、[Enter]キーを押して開きます。
4.[上下左右カーソル]キーで「電源オプション」を選択して、[Enter]キーを押します。
「電源オプション」の設定ダイアログのメニューが開きます。
5.[Tab]キーで、項目を選んで行きます。
6.「スリープ解除時のパスワード保護」を選択して、[Enter]キーを押します。
7.「現在利用可能ではない設定を変更します」を選択して、[Enter]キーを押して開きます。
8.[Tab]キーを一度押して、「電源ボタンを押したときの動作:(バッテリ駆動)」を選択します。
[上下カーソル]キーで「シャットダウン」を選択します。
この項目はデスクトップパソコンにはありません。
9.[Tab]キーを一度押して、「電源ボタンを押したときの動作:(電源に接続)」を選択します。
[上下カーソル]キーで「シャットダウン」を選択します。
10.[Tab]キーを一度押して「カバーを閉じたときの動作:(バッテリ駆動)」を選択します。
[上下カーソル]キーで「スリープ状態」にします。
11.[Tab]キーを一度押して、「カバーを閉じたときの動作:(電源に接続)」を選択します。
[上下カーソル]キーで「スリープ状態」にします。
この「カバーを閉じたときの動作:」の項目はデスクトップパソコンにはありません。
12.[Tab]キーを一度押して「コンピューターのスリープ状態が解除されたときに、パスワードを入力してスクリーンのロックを解除しない限り、お使いのコンピューターのデータにアクセスすることはできません。
ユーザー アカウント パスワードの作成または変更」を選択します。
[下カーソル]キーで「パスワードを必要としない」を選択します。
13.[Tab]キーで「高速スタートアップを有効にする (推奨) チェック」を選択します。
これは、Windows8から本格的に導入されたもので、BIOSをスキップしてWindows8を高速起動する機能です。
しかし、新しくデバイスを接続してWindows8を起動すると、エラーになる場合もあります。
私は、デスクトップもノートパソコンもシステムドライブが、SSDですので、この設定をオンにしても、オフにしても大して起動の時間は変わりませんので、「チェックなし」に設定しています。
ノートパソコンでも、システムドライブがSSDやハイブリットHDDが付いているパソコンでは多少Windows8の起動が遅くなっても、「チェックなし」にしておくことをお勧めします。
[Space]キーを押して「チェックなし」にします。
14.[Tab]キーを一度押して「スリープ チェック」に行きます。
もう一度[Tab]キーを押スト「電源メニューに表示されます。」と音声ガイドがあります。
15.[Tab]キーを一度押して「休止状態 チェック」に行きます。
もう一度[Tab]キーを押スト「電源メニューに表示されます。」と音声ガイドがあります。
16.[Tab]キーを一度押します。
「ロック チェックなし」
もう一度[Tab]キーを押しますと「アカウントの画像メニューに表示されます。」とガイドがあります。
ここは[Space]キーを押してチェックなしにしておいた方が良いと思います。
17.[Tab]キーを一度押します。
「変更の保存 」とガイドがありますので[Enter]キーを押します。
設定が変更されていない場合は、この項目は出ません。
最初の電源オプションの画面に戻ります。
18.[Tab]キーを押して行き、「電源プランの作成」を選択します。
ここでは、より詳細な電源オプションの設定が出来ますが、今回はスキップします。
19.[Tab]キーを一度押します。
「ディスプレイの電源を切る時間の指定」を選択して[Enter]キーを押します。
20.[Tab]キーを押して行き「ディスプレイの電源を切る: (バッテリ駆動) 2分」を選択します。
[下カーソル]キーで「適用しない」を選択します。
「適用しない」はリストの一番下にあります。
21.[Tab]キーを一度押して「ディスプレイの電源を切る: (電源に接続) 10分」を選択します。
[下カーソル]キーで「適用しない」を選択します。
「適用しない」はリストの一番下にあります。
22.[Tab]キーを一度押して「コンピューターをスリープ状態にする: (バッテリ駆動) 5分」を選択します。
[下カーソル]キーで「適用しない 」を選択します。
「適用しない」はリストの一番下にあります。
23.[Tab]キーを一度押して「コンピューターをスリープ状態にする: (電源に接続) 25分」を選択します。
[下カーソル]キーで「適用しない 」を選択します。
「適用しない」はリストの一番下にあります。
24.[Tab]キーを一度押して、「プランの明るさを調整: (バッテリ駆動) 80」を選択します。
明るさの調整は[左右カーソル]キーで出来ます。
ディスプレーの明るさを暗くすれば、バッテリーは長持ちします。
でも、健常者のサポーターの方によく見てもらう方は、明るさはあまり暗くしない方が良いと思います。
25.[Tab]キーを一度押して、プランの明るさを調整: (電源に接続) 100」を選択します。
明るさの調整は[左右カーソル]キーで出来ます。
26.[Tab]キーを押して行き「変更の保存」を選択して[Enter]キーを押します。
これで、パソコンの操作を一休みする時は、ラップトップを閉じるとスリープ状態になり、電力はほとんど消費しません。
操作を再開するときは、ラップトップを開きますと、「待機状態から復帰しました」とPC-Talker8が音声ガイドして、作業を中断した時の状態の画面になります。
このままの状態でも、持ち運びは出来ますが、夜の就寝時などはシャットダウンすることをお勧めします。