エクスプローラーの使い方 3

■ファイルの検索

開いているフォルダー内で、キーワードを入力して、そのフォルダー内のファイルを検索することが出来ます。
検索語は、ファイル名の全部ではなくその一部でも検索が出来ます。
検索語にヒットするファイルは、そのフォルダーとサブフォルダー内の全部です。
しかもファイル名だけではなくて、ファイルの内容にある検索語にもヒットして、そのファイル名を表示します。
例として、この「視覚障害者のWindows8操作」をDocumentフォルダーの中から探してみます。

1.Documentフォルダーを開きます。

2.[Tab]キーを押して行き、「検索ボックス」を選択します。

3.直ぐに検索語を入力します。
日本語を入力するのには[半角/全角」キーを押して、日本語変換にします。
「視覚」と入力して確定します。

4.検索結果の一覧が出ていますので、[上下カーソル]キーで読んでみます。

5.かなり沢山の検索結果が出ています。
この中から目的のファイルを探すのは、また結構面倒です。

6.この検索ボックスでは「AND検索」が使えます。
これを使うと、かなり目的のファイルが絞りこめます。

7.「検索ボックス」に次のように入力します。
「視覚 AND 操作」

8.これで次の二つのファイルに絞りこめました。
・「視覚障害者のWindows8操作.txt 更新日時 2014/ 01/ 22 7:44 種類 txt ファイル サイズ 62 KB フォルダーのパス D:\masana9_2013\ドキュメント\Windows8 」

・「視覚障害者のWindows7操作.txt 更新日時 2013/ 07/ 23 10:42 種類 txt ファイル サイズ 80 KB フォルダーのパス D:\masana9_2013\ドキュメント\DSS 」
9.検索キーワードを次の様にすれば、検索結果が一つに絞りこめます。
「視覚 AND Windows8」
これで検索しますと
「視覚障害者のWindows8操作.txt 更新日時 2014/ 01/ 22 7:44 種類 txt ファイル サイズ 62 KB フォルダーのパス D:\masana9_2013\ドキュメント\Windows8 」
だけがヒットします。

ファイルが多くなってきて、何処に保存したか分からなくなった場合は、検索語をいろいろと工夫して、検索をしてみてください。
注意: AND は半角のアルファベットの大文字です。
前後には半角のスペースを入れます。

■エクスプローラーのツリービューを使う

エクスプローラーの画面は、大きく左右に二つに分かれています。
エクスプローラーを起動した直後は、右側の「リストビュー」が選択されています。
左側には「ツリービュー」があります。
この「ツリービュー」から、「ライブラリー」「PC(コンピューター)」「ホームグループ」「ネットワーク」などを選択することが出来ます。

1.エクスプローラーのリストビューが選択されている状態で、[Shift+Tab]キーを一度押しますと、左側のツリービューにフォーカスが移動します。

2.[上下カーソル]キーで、次の項目が選択出来ます。
「お気に入り プラス」「デスクトップ プラス」

3.ツリービューですので各項目の後に「プラス」とガイドがあるところでは、そのフォルダーの内容が畳まれています。
「デスクトップ プラス」のところで[右カーソル]キーを押しますと、畳まれている内容が表示されます。
「デスクトップ マイナス」とガイドが変わります。

4.[上下カーソル]キーで確認すると、次のような項目があります。
「PC プラス」(コンピューター)「ライブラリ プラス」「ネットワーク プラス」「コントロール パネル プラス」「ごみ箱」。
(これらの項目は、パソコンの設定によって多少異なります。)

5.各項目で、[右カーソル]キーを押しますと、その項目の内容が表示されます。
プラスがマイナスになります。
項目を畳むのは、例えば「PC マイナス」を選択して、[左カーソル]キーを押しますと、項目名が「PC プラス」と変更されて、内容が畳まれます。

注意:WindowsXPまでのエクスプローラーでは、ツリービューで項目を選択しますと、右側のリストビューも連動して、ツリービューの項目の内容を表示していましたが、Windows7以降では、ツリービューで選択した項目の内容を、リストビューに反映させるためには、ツリービューの項目を選択して、[Enter]キーを押す必要があります。
エクスプローラーでは高度な設定も出来ますが、このツリービューとリストビューの自動連携は、フリーのソフトなどを使わないと出来ないようです。

■ファイルをzip形式で圧縮する

Windows8.1では、フォルダーやファイルをzip形式で圧縮したり、zip形式で圧縮されたフォルダーやファイルの解凍を標準の機能で出来ます。

1.zip形式で圧縮したいフォルダーやファイルを、エクスプローラーで選択します。

2.[Alt]キーを押してリボンを選択して、[左右カーソル]キーで「共有」を選択して[Enter]キーを押します。

3.[Tab]キーを押して行き「Zip Alt, S, C 」を選択して[Enter]キーを押します。

4.同じフォルダー内に、圧縮したフォルダーやファイルと同じ名前のzipファイルが出来ます。

5.[上下カーソル]キーで確認をしてください。

●複数のフォルダーやファイルの圧縮

複数のフォルダーやファイルを一度にまとめて、一つのzipファイルに圧縮することも出来ます。

1.エクスプローラーで、圧縮したい複数のフォルダーやファイルを選択します。
複数ファイルの選択は、前回の「エクスプローラーの使い方 2」を参照してください。

2.[Alt]キーを押してリボンを選択して、[右カーソル]キーで「共有」を選択して、[Enter]キーを押します。

3.[Tab]キーを押して行き「Zip Alt, S, C 」を選択して[Enter]キーを押します。

4.同じフォルダー内に、最初に選択したフォルダーやファイル名でzipファイルが出来ます。

5.zipファイルの名前を変更したい場合は、[Application]キーまたは「Shift+F10]キーを押して、コンテキストメニューを開いて「名前の変更 M」で変更が出来ます。

■zipファイルの解凍

1.エクスプローラーを起動して、解凍したいzipファイルを選択します。

2.[Alt]キーを押してリボンを選択して、[左右カーソル]キーで「展開 Alt, Y, J Z 」を選択して、[Enter]キーを押します。
zipファイルを選択しますと、この「展開 Alt, Y, J Z 」の項目がリボンに現れます。

3.解凍のダイアログが出ますので、[Tab]キーを押して行き「すべて展開 Alt, Y, J Z, A 」を選択して[Enter]キーを押します。

4.「ファイルを下のフォルダーに展開する(F): 選択したzipファイルと同じフォルダー名」とメッセージが出ます。
もし展開先のフォルダーを変更したい場合は、ここで直接フォルダー名を入力してもかまいませんし、次の様にしてもかまいません。

5.[Tab]キーを一度押して、「参照(&R)... 」を選択します。

6.PC(コンピューター)のツリービューが出ますので、展開先のフォルダーを選択して[Enter]キーを押します。

7.[Tab]キーを押して、展開(&E) 」を選択して[Enter]キーを押します。
指定したフォルダー内にzipファイルが解凍されます。

■フォルダーやファイルのpass名を取得する

エクスプローラーでフォルダーやファイルのパスを取得出来ます。

1.エクスプローラーを起動します。

2.リストビューでパスを取得したいフォルダーやファイルを選択します。

3.[Shift+Application]キーを押します。

4.コンテキストメニューが出ます。

5.[上下カーソル]キーで「パスのコピー A」を選択して[Enter]キーを押します。
クリップボードにそのフォルダーやファイルのパスがコピーされます。

6.エディターなどを起動して、[Ctrl+V]キーで貼り付けます。
例えばこの「視覚障害者のWindows8操作」はわたくしのパソコン内の次のところにあります。
"D:\masana9_2013\Documents\Windows8\視覚障害者のWindows8操作.txt"

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