色々な文字種に変換する

【色々な文字種に変換する】

色々な文字種を入力する方法を書きます。
日本語の文章には色々な文字の種類が含まれています。「ひらがな」「漢字」「カタカナ」「英数文字」「記号」などです。
これらの色々な文字種をキーボードから入力するためには「日本語変換システム」と言うソフトを使います。
「日本語変換システム」は「IME(インプットメソッドエディタ)」と言われ、日本語版Windowsには標準で「MSIME2010」(2010は2012年5月現在の最新バージョン)が付いています。
この他にも、ジャストシステムの「ATOK2012」(2012は2012年現在の最新バージョン)がありますが、これは別途購入する必要があります。
PC-Talker7 2.11は、この二つのIMEに対応しています。

キーボードから日本語を入力するためには[半角/全角]キーを押して日本語変換システムを起動しておく必要があります。
PC-Talker7は「日本語変換」と音声ガイドします。

今回はMS-IMEに付いて書きます。
ATOKでは少し違うかも知れません。
私はATOKをMS-IME風のキー設定で使用しています。

●平仮名の入力

標準の設定では、キーボードから、ローマ字入力やカナ入力で文字を入力しますと、「ひらがな」が画面に表示されます。

●漢字の変換

画面に入力した直後の「ひらがな」を「未確定文字」と言います。
この状態で、[Space]キーか[変換]キーを押してゆきますと、入力した「ひらがな」が漢字に変換されます。
通常は[Space]キーを使って変換をした方が変換し易いです。
日本語の漢字には「同音異義語」がありますので[Space]キーを何回か押して、目的の漢字が出たところで[Enter]キーを押します。
目的の漢字であるかどうかは、PC-Talker7の「詳細読み」を聴いて確認します。
この「未確定文字」で[Enter]キーを押すことを「文字を確定する」と言います。
文字列を確定しますと、[Space]キーを押しても変換はできなくなります。
(スペースが入力されます。)

●「平仮名」「カタカナ」「英数字」の変換

入力した未確定文字を「平仮名」「全角カタカナ」「半角カタカナ」「全角英数字」「半角英数字」に変換する事が出来ます。

・全角カタカナ変換:[F7]キー、または[Ctrl+I]キーを押します。
未確定文字が全角カタカナになります。

・半角カタカナ変換:[F8]キー又は[Ctrl+O]キーを押します。
現在ではメールの送受信やインターネットで文字化けしたりする恐れがありますので、ほとんど使いません。

・全角英数変換:[F9]又は[Ctrl+P]キーを押します。
「あいうえお」と平仮名で入力した状態で押しますと「aiueo」と全角の英語の小文字に変換されます。
もう一度押しますと「AIUEO」と全部が全角の英文字の大文字に変換されます。
もう一度押しますと「Aiueo」と先頭だけが大文字の全角英文字に変換されます。

・半角英数変換:[F10]キーを押します。
「かわづ」と平仮名で入力して[F10]キーを一度押しますと「kawadu」と全部が半角の英字の小文字に変換されます。
もう一度[F10]キーを押しますと「KAWADU」と全部が半角の英字の大文字になります。
もう一度[F10]キーを押しますと、「Kawadu」と先頭の文字だけが半角の英字の大文字になります。

・平仮名変換:[F6]キー又は[Ctrl+U]キーを押します。

いずれも、確定した文字列では出来ません。
未確定文字を取り消すのは[Esc]キーを押します。
漢字に変換中は元の平仮名に戻りますので、もう一度[Esc]キーを押します。
未確定文字が消えますとPC-Talker7は「クリアー」と音声ガイドします。

●入力モードの切り替え。

入力した文字を変換するのではなくて、初めから「カタカナ」や「英数字」を入力します。

・平仮名入力と英数字入力の切り替え:[Caps]キー(左の下から3番目)を押しますと、「平仮名」「英数」が切り替わります。

・「全角カタカナ」「半角カタカナ」「ひらがな」切り替え:「無変換」キー([Space]キーの左隣)を押しますと順次切り替わります。

・「全角英数」「半角英数」切り替え:[Shift+無変換]キーを押すと切り替わります。平仮名に戻すのは[無変換」キーを押します。

●変換中の文字の読み方は、[Ctrl+Alt+P]キーを押して行くことによって、切り替えられます。

「識別読み」にしますと、全角、半角、ひらがな、カタカナ、英文字の小文字大文字などの文字種も読み上げます。
でもうるさいと思う方は「詳細音訓」にしておいた方が良いかも知れません。

●確定後の文字列をカーソルを移動して識別読みにするのは、[Ctrl+Alt+V]キーを押して行き「識別読み」にしますと出来ます。


 前の項目へ   Dゼミ講座へ戻る   次の項目へ