12.拡張メモリを取り付けます

マザーボードを、I/Oポートが上側の右に来るように、向きを変えます。
右下の方に、拡張メモリスロットが横位置に上下に4本並んでいます。
スロットの2本目と3本目の間は少し間隔が開いています。
このマザーボードは、拡張メモリを、2枚一組で使います。
そのために使用するスロットは次のような順番にします。
一番上のスロットに、1枚目のメモリを差したら、2枚目のメモリは、上から3番目のスロットに差します。
または、1枚目を2番目のスロットに差した場合は、もう1枚は4番目のスロットに差します。
スロットには色が付いていて、上の組み合わせで色がセットになっているようです。

スロットの左右の両端には、ストッパーのように、ノッチが出っ張って付いています。
メモリの規格がDDR2の時は両端のノッチが左右に倒せましたが、DDR3の規格になってから、メモリの規格を間違えて装着しないように、右側のノッチしか倒せないようになったようです。

●拡張メモリを取り出します。
メモリのパッケージは、大変開けにくいので、はさみが必要です。

メモリも静電気が大敵ですので、注意して触ります。
まず、基盤の両面には、メモリのチップがごつごつと付いています。
(ヒートシンクが付いているメモリは、この部分はカバーが付いています)。

上下の縁を(長い方)を指で、そっと触ってゆきますと、途中に1mmぐらいの隙間がある方が、スロットに差さる部分です。
ここは手でなるべく触らないようにします。
持つ時は、スロットに差す方の反対側の方を持つようにします。

●メモリをスロットに取り付けます。
スロットに差す方は、1mmぐらいの隙間で左右に分かれていますが、左右の長さは均等ではありません。
スロットの方も、1mmぐらいの仕切りで左右に分かれています。
(手で触ることは出来ません)
これも当然左右の長さは同じではありません。
ですから、スロットに差すメモリの方向は一定になります。

まず、メモリを差すスロットを決めます。
1番上のスロットは、装着する、CPUクーラーが大きいと、ぶつかって干渉してしまう恐れがありますので、メモリを2枚しか装着しない場合は、上から2番目と4番目のスロットを使った方が良いようです。

2番目のスロットの、右端にあるノッチを右の方に倒します。
メモリをスロットの隙間に差します。
左端のノッチに、メモリの左端をきちんと付けて、左の方を先に少し差し込みます。
メモリを上から軽く押してみます。
この時に、スロットの仕切りと、メモリの欠けこみの位置が合わないと、差さりません、無理に差さないで、メモリの左右を変えます。
すっと入ると思いますので、入りましたら、上から少し強く押します。
特に右側の方を押して、倒したノッチが自然に立ち上がって来て、カチッと音がして、メモリがしっかりと固定するようにします。
メモリの上の部分を、つまんで、引き上げてみます。
完全に装着されていない時は、抜けてきたりします。

きちんと差し込まれているかどうかが、不安である場合は、右側のノッチを少し力を入れて倒しますと、メモリが、浮き上がりますので、もう一度そのまま左右均等に、上から少し力を入れて押して、ノッチがカチッと音がするまで押し下げます。

2枚目のメモリも、同じように装着します。

メモリの装着が不完全ですと、パソコンの初回起動時にエラーが発生します。


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