14.ケースにマザーボードを取り付けます

取り付ける前に、ケースから、前のマザーボードなどを取り外します。
ケースの天板を外して、3.5インチベイと5.2インチベイを取り外します。
HDD、DVDドライブから、SATAケーブルとSATA電源ケーブルを抜きます。
5.2インチベイを取り付けてある、前面パネルと背面に渡してある、フレームも取り外します。

マザーボードから、接続してあるケーブル類を抜きます。
メインの24ピン電源ケーブルは、横に付いているクリップを指で挟んで広げながら抜かないと抜けません。
しっかりと入っていますので、抜くのには、かなりの力とこつが必要です。
CPUの補助電源ケーブルも同じようにクリップを広げながら抜かないと駄目ですが、端の方に有り指が入りにくいので、これは、マザーボードを取り外してから抜いた方が楽です。
後のオーディオ、USB、Qコネクタ、のケーブルはすぐに抜けます。
SATAケーブルや3つのファンケーブルも抜きます。
抜いたケーブル類は、マザーボードを取り外すのに邪魔にならないように脇にのけて置きます。

マザーボードをスペーサーに取り付けている7本のネジをとります。
マグネットになっているドライバーを使いますと、取り外したネジが、ドライバーに付いて持ち上がって来ますので、とても楽です。
ネジを全部とりましたら、マザーボードを、前面パネルの方に少しずらしますと、I/Oパネルの穴からコネクタ類が抜けますので、そのまま水平にマザーボードを上の方に持ち上げますと、ケースから取れます。
CPUの補助電源ケーブルを抜きます。
クリップで固定されていますので、指で挟んで広げながら抜きます。
マザーボードが新しくなりますので、I/Oパネルも交換しないとなりません。
ケースの背面の方からI/Oパネルの周囲にあるリブを強く押して、I/Oパネルを外します。
四隅をはじめに押すとうまく外れます。

新しいマザーボードに付属しているI/Oパネルを出して、ケースの内側からはめ込みます。
このとき、I/Oパネルの向きを間違えないようにします。
ケースに取り付ける前に、マザーボードのI/Oコネクタのところにはめてみると向きを確認出来ます。

●電源ユニットを付け直します。
マザーボードを取り付ける前に、電源ユニットも付け直します。

このケースの背面は、多くの穴があり強度が弱そうなので、4本のネジだけで電源ユニットを、止めておくのは少し不安もありますので、せっかく付属しているのですから、下に向いている面にゴム足を取り付けておきます。
背面の4本のネジをとって電源ユニットを取り外します。
電源ユニットのファンが付いている方が、下面になりますので、4隅にゴム足を付けます。
でも、背面から見て、左の手前のケースの底は、少しくぼんでいますので、ゴム足を付けても底面に付かないようなので無駄になりますので、そこには付けないで3カ所だけ付けておきます。
今度はネジ止めをするときに、割合と、電源ユニットのネジ穴を探すのが簡単に出来ました。
背面から4本のネジでしっかりと固定します。

まえは、電源ユニットのケーブル類を、適当に纏めておきましたが、今回はきれいに整頓して纏めます。
まず電源ユニットと前面パネルの間のケース底面にはケーブルを結束するバンドを通すところがありますので、左のファンの下とマザーボードの脇に近いところの、2カ所に付属している結束バンドを通しておきます。
そして、折りたたまれているケーブルを、真っ直ぐに伸ばします。この電源ユニットのケーブルはかなり堅くて太いので、丁寧に伸ばします。
次のケーブルは実際に使いますので、分けておきます。
24ピン電源ケーブル、SATA電源ケーブル2本、CPU補助電源ケーブル(今回は8ピンをつかいます)。
残りの電源ケーブルは、ケースの前面と電源ユニットの間のケースの底に、とぐろを巻くようにして丸めます。
そして、ケースの底に通したバンドでしっかりと固定します。
これですっきりとしてケース内の空気の流れも良くなります。

●マザーボードを取り付けます。
このマザーボードは、I/Oコネクタを左の上の位置に置いた状態で、真ん中の下にネジ穴があります。
8本目のネジ穴です。
ケースにはスペーサーが付けて有りませんので、付属のスペーサーを出して、ケースの底面の該当するネジ穴に止めます。
付属のスペーサーは六角形をしていますので、ラジオペンチなどで、しっかりと回して締め付けておきます。

今回のCPU補助電源のコネクタはCPUクーラーとマザーボードの縁のぎりぎりのところに付いていますので、マザーボードを取り付けてからでは差しにくいと思いますので、先に差し込んでおきます。
クリップが付いていますので、パチッと音がするまでしっかりと押し込みます。

マザーボードの下になるケースの底にケーブルなどが無いことを手で確認してから、マザーボードをスペーサーの上に置きます。
I/OコネクタがI/Oパネルの穴から出てくるように、背面の方にずらします。
全部のI/Oコネクタがパネルの穴から出ていることを確認します。
あとは、8本のネジで、マザーボードをスペーサーに、しっかりと止めます。
もしも、このときに、スペーサーの位置と基盤のネジ穴が合わない場合は、そのままにしないで、マザーボードを取り外して、確認をします。
スペーサーが、基盤のネジ穴と違うところに付いていた場合は、スペーサーが基盤の裏側のリード線などに当たって、ショートを起こす可能性も有ります。


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