4.SilverStone SST-GD04に電源ユニットを取り付けます

新しいケースに、電源ユニットや、取り外した各パーツを取り付ける事にします。

●電源ユニットを取り付けます。

今度購入した電源ユニットは、「Antec Tp-550」です。
いろいろと、評判の良い電源ユニットを探してみたのですが、やはり使い慣れているAntecの電源ユニットに決まってしまいました。
(たまたまアマゾンでTp-550が安く売っていたこともあるのですが)。
「自作パソコンの電源ユニットは、ある程度良い物を選べ」というのが常識のようです。
安い電源ユニットは、電力の供給が不安定ですので、CPUやマザーボードの動作も不安定になるそうです。
といっても、あまり詳しくは知らないのですが、80プラスの認証を受けていて、値段が1万円を超えていれば、大抵は大丈夫なようです。
ゲーマー(ぱそこんでゲームを専門にする人)がゲームマシンを作る時には、1000Wを超えた出力があって、値段も2万円を超えるような電源ユニットを使っているようです。 この電源ユニットをSilverStone SST-GD04に取り付けます。
ケースを棚から下ろして、天板を外し、3.5インチベイも5.2インチベイもとります。

正面から見て左側の底面のところに電源ユニットが来るようです。
ATX規格の電源ユニットは、大きさが幅150mm、高さが86mmと決まっています。
奥行きは140mm、150mm、162mm、180mmと機種によって違います。
電源の出力が大きくなれば、奥行きはそれなりに大きくなるようです。
このケースには、奥行きが162mmまでの電源ユニットが付けられるようです。
それ以上大きくなりますと、左側のケースファンにぶつかるようです。
でもこの左側面のケースファンは、8cm角のファンに交換出来るようで、そのサイズに合うような位置に、ビス穴があります。

電源ユニットの取り付けはそんなに難しくはありません。
ケースの背面に大きく開いている穴に、電源ユニットのスイッチやコネクタ、排気孔がある面の四隅を、4本のビスで固定すれば良いだけです。
このケースでは、ケースの底面にフィルターの付いた吸気孔がありますので、電源ユニットのファンを下にします。
でも、電源ユニットの振動をケースに伝えないために、床から1cmぐらい浮かせて取り付けられるようになっていますので、2.5Kgもある電源ユニットを、片手で宙に浮かせた状態で、最初のビス穴をあわせて止めなければなりません。
ケースのビス穴と、電源ユニットのビス穴が合っているかどうかは、見えないので分かりません。
次のようにします。
まずは、ケースの背面を自分の正面に向けます。
電源ユニットをケースの中に入れて、左手で少し持ち上げて、大体の位置を合わせます。
ケースのビス穴に、ビスを差し込んで、電源ユニットを少しずつ動かしますと、ポチッという感じで、ビスの先が電源ユニットのビス穴に合いますので、手でビスを一回か二回、回しておきます。
ドライバーを取り上げてビスを締めます。
最初の1個が止められれば、後のビス穴を合わせるのは、そんなに難しくはありません。
4本のビスでしっかりと固定します。
後で分かるのですが、付属していた部品で、ゴム足みたいな物がありましたが、これは、電源ユニットの下面になるところの四隅に貼り付けて置くと、重たい、電源ユニットを、片手で支えながら苦労してビス穴を合わせなくても、電源ユニットをケースの底に置けば、ケースのビス穴と、電源ユニットのビス穴の高さが合うようになっているようでした。
システムを新しくする時に、電源ユニットも再装着することにします。

さて、いつも頭を悩ます、使わない電源ケーブルの纏め方ですが、このケースは、電源ユニットの背面と、ケースの前面までの底面には、何もパーツが付かないようですので、使わない電源ケーブルを纏めて置いておく、かなりのスペースがあります。
タワー型の大きなケースでは、余分なケーブル類を納めておく場所が用意されているものが多いようですが、小さめのケースでは少ないようです。

私は、100円ショップで1cmぐらいの幅でテープになっているマジックテープを買ってきて、それでケーブルを束ねていました。
でもこのケースは、束ねたケーブルを置いておく場所もあり、束ねるバンドも付属しています。
これも後で分かるのですが、このケースには、底面や3.5インチベイや5.2インチベイの側面などに、このバンドを通すところが有り、底にケーブルをしっかりと固定出来るようです。
これは良いですね。
今回は、仮のシステムを動かすだけですので、ケーブルの中から、太いメイン電源ケーブルと、4ピンのCPU補助電源ケーブル、SATA電源ケーブルだけを別にして、残りは折りたたんで、ベルトで纏めておくだけにしておきます。
電源ケーブルの見分け方を書かなくてはいけませんね。
電源ユニットによって、多少の違いはあると思うのですが、次のようにして触って見分けます。
まずメインの電源ケーブルですが、これは、24ピンの大きなコネクタが付いた、一番太いケーブルですのですぐに分かります。
最近のマザーボードでは、CPU用の補助電源コネクタが別に付いています。
CPUによって、4ピンと8ピンが有りますので、電源ケーブルも4ピンと8ピン用の2本のケーブルが有ります。
4ピンの方はケーブルの先に正方形のコネクタが付いています。
8ピンの方は、4ピンを2つ並べた大きさで長方形をしています。
これらのこねくたは、振動などで自然に抜けないように、側面にクリップ形式のストッパーが付いていて、マザーボードに差し込んだ時に、パチッと言って、止まるようになっています。
ですから抜くときは、このクリップを指で挟んで止まっているところから外しながらケーブルを抜かなければなりません。
メイン電源のコネクタもこのようになっています。
ですからマザーボードから抜くときは、ただ引っ張っただけでは抜けません。
今回は4ピンを使いますので、8ピンはたたんでおきます。
SATA電源ケーブルですが、この電源ユニットでは、薄い長方形の形をしたコネクタが、1本のケーブルに間隔を開けて3個付いています。
DVDドライブと、HDDが縦に並んで置かれている、タワー型では、HDD等を沢山付けなければ、1本で間に合いますが、今度のケースは、DVDドライブとHDDの間隔が離れているので、1本ではコネクタが届かないようですので、もう1本を増設することにします。
電源ユニットの付属品のケーブルの中から、SATAケーブルを出して、電源ユニットの増設用モジュールコネクタに挿します色が黒色をしていますので、電源ユニットの黒色をしたモジュールに挿します。
向かって右2つが黒色だったと思いますので、あとで「眼」を借りて確認します。

これで電源ユニットが装着出来ました。


 前の項目へ   視覚障害者の手探りパソコン自作へ戻る   次の項目へ