5.内蔵ハードディスクと内蔵DVDドライブを取り付けます

●取り外してある、3.5インチベイのトレーにハードディスクを取り付けます。
正面から見て奥の方の電源ユニットの上と、手前の電源ケーブルが纏めてある上の両方に、シリコンゴムのワッシャーが付いていますので、ここにそれぞれ1台ずつの3.5インチの内蔵ハードディスクが付けられるのだと思います。

今回はハードディスクは1台ですので、手前の方に付ける事にします。
こちらの方が、すぐ横に吸気ファンが有り、冷却効果も大きいと思います。
ハードディスクの向きは、背面の方に接続のコネクタが来るようにします。
手前に付ける場合は、ハードディスクの側面のネジ穴に4本のネジで止めることになりますが、防振止めのシリコンゴムのワッシャを付ける事になります。
このために使う特殊なビスが付属しているはずですので、ネジ類が入っている、付属の袋の中を探してみます。
袋が小さいので、指を入れて探っても良く分かりません。
カーペットの上に、ザラザラと全部出します。
そっと出さないと広がってしまって、後でしまう時に大変です。
(クッキーの箱の蓋などに開けると良いと思います)
このネジの中から、ネジの頭の下に何ミリかネジ山が切っていないビスを探します。
有りました!
このネジで良いかどうか、ハードディスクの側面のネジ穴に、手で回してはめてみます。
スムーズに回って入れば、OKです。

パソコンの組み立てに使うネジには、インチネジとミリネジの2種類が有ります。
違いは、ネジ山のピッチの違いです。
このピッチの違いは、指先で判別するのはかなり難しいです。
実際のネジ穴に入れてにて、手で回しますと、違うピッチのネジですと1回か2回回しただけで、堅くて回らなくなります。
このピッチの違うネジを、強引にドライバーで回しますと、ネジ山が壊れて、いわゆる「馬鹿」になってしまって、固定出来ません。
ですから、ネジを選ぶ場合は、必ず手で回してスムーズに入るかどうかを試して、同類のネジを必要な本数だけ選びます。
面倒がらずに必要な本数は全部テストします。
必要なネジを選んだら、カーペットの上に出ている残りのネジは、すぐに全部を袋に戻します。

このシリコンゴムワッシャのはまっているところは、実験器具のフラスコのような形の穴になっています。
シリコンゴムを、丸い穴のところにずらしますと、ポロッと外れます。
片面の1つを外します。
このシリコンゴムワッシャに先ほど選んだネジを通してハードディスクの側面のネジ穴に手で回してはめてしまいます。
ネジをはめるネジ穴は、ハードディスクの位置を確認して決めます。
このまま先ほどの丸いところにはめて、フラスコの首の形をしたところにずらします。
取った時と逆なことをするわけです。
(この時、シリコンゴムのワッシャで鉄板を挟むようにします。
この方法をとると、電源ユニットを取り付けた時のように、本体を、少しずつずらしながら最初のネジ穴を探すことをしなくてもすみます。
ハードディスクを、3.5インチベイに取り付けたら、まだケースには取り付けずにおいておきます。


●DVDドライブを取り付けます。
DVDドライブの側面には、いろいろなケースに合わせて、前面のラベルがぴったり収まるように、調整するために、いくつものネジ穴が有ります。
このケースの場合は、どの位置にしたら良いかは、はじめには分かりませんので、とりあえずネジを1本だけで5.2インチベイに止めて、ケースにセットしてみます。
あれ!この位置では、ケースの前面パネルにぶつかって収まりませんので、位置を後ろにずらすことにします。
DVDドライブの側面の前の位置のビス穴を探して、止めます。
また、ケースにセットしてみます。
あれ!今度はケースの前面パネルとの間に隙間が出来てしまっています。
でも、ケースに付いているイジェクトボタンを押しますと、DVDドライブのイジェクトボタンは押されているみたいです。
でも、これでは格好が悪すぎます。
今のDVDの位置ではケースに付いているイジェクトボタンにぶつかって、これ以上、DVDドライブは前の方には出ません。
ケースのイジェクトボタンの裏側を触ってみると、イジェクトボタンのバネの端がネジでケースの前面パネルに固定されています。
このネジを外しますと、イジェクトボタンが取れました。
ケースには、イジェクトボタンの穴だけがあいています。
5.2インチベイのネジ穴には位置を微調整出来る、横長の穴が有るはずです。
あっ、今は背面と前面の上部に渡してあるフレームを取ってしまっていましたが、このフレームの上に5.2インチベイを前後に微調整する横長のビス穴が有りました。
少し前に出してみます。
ケースの前面パネルの裏側に、ぴったり付きましたが、まだ変な感じです。
DVD本体のイジェクトボタンが、ケースのイジェクトボタンの穴の奥の方に有り、これ以上は出てこないようです。
これでは、指の先を穴に差し込んで爪のさきか何かで押さないと駄目ですね。
でも、今はこれ以上どうにもなりません。
こんな不細工なことは無いと思うのですが…。

一晩寝て考えました!
「そうだ、イジェクトボタンを出っ張らすのには、DVDドライブの前面のラベルを取ってしまえば良いのだ!」。
これは、ノッチの付いたスプリングでパチッとはまっているだけなので、表面に出ているノッチの部分を中に押し込めば、外れるはずです。
外れない!!
DVDドライブのトレーのラベルが、しっかり押さえています。
DVDを乗せるトレーを引き出して、トレーのラベルを上の方に持ち上げれば、外れるようですが、電源が入っていない状態で、トレーを引き出すのはどうすれば良いのだろう。
ゼムピンを伸ばして、差し込んでトレーを出す穴も手探りでは見つからないですね。
このまま組み立てて、DVDのトレーを出した状態で、電源を切ってトレーのラベルを外すことにします。

でも、こんなに難しく大変なことではなさそうですがね。

webでSilverStone SST-GD04のレビューを探してみました。
有りました!
あの大事そうに、サビ止めらしい紙に包まれていたパーツが、このケースの前面にあるDVDのトレーが出てくる穴にぴったり合うのです。
つまり、DVDドライブを始めにセットしたように、ケースのイジェクトボタンを付けたままで、少し後ろにずらした状態でセットして、このパーツを付属の粘着テープで、DVDのDVDを乗せるトレーの前面ラベルに貼り付けると、すごく見栄えが良く収まります。
でも、DVDドライブを交換するときはどうするのかな?
こんな取り付け方はベストでは無いですね、もう少し考えられなかたのでしょうかね。
DVDドライブを取り付けない人は、ここにぽっかりと穴があくので、付属のパーツを、粘着テープで裏から貼り付けているようです。

とりあえず、セットの仕方が分かりましたので、システムを新しくするときに、ちゃんとすることにして、今回は、このまま見にくい格好でセットしておくことにします。

次はマザーボードを取り付けます。


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