文字入力1

いよいよ、文字入力を書きます。
はっきり言って、ソフトキーボードを使っての文字入力は、それほど楽ではありません。早く入力が出来るようになるのは、ただひたすら練習するだけだと思います。

■「日本語-かな」のソフトキーボードを使っての文字入力の方法です。


1.「ホーム」を開きます。

2.ホームの1ページ目に「メモ」のアイコンがありますので、選択して[1本指のダブルタップ]で開きます。

3.タッチパネルの一番上の、ステータスバーのすぐ下の行に、「メモ」に関するボタンが横に並んでいます。
一番右端に「新規メモ」ボタンがありますので、選択して[1本指のダブルタップ]をします。

4.新しくメモを作成する、テキストフィールドが開きます。

5.[1本指のタッチ]でタッチパネルの上の半分をタッチすると、次のようなガイドがあると思います。
「メモ テキストフィールド 編集中 先頭に挿入ポイント」
これは、「メモのテキストフィールドが開いていて、編集の準備が出来ていて、文字入力の位置を示すカーソルのポイントが、テキストフィールドの先頭にあります」という意味です。

6.タッチパネルの、下の半分に、ソフトキーボードが表示されています。
軽くタッチしてみて、日本語の五十音がガイドされれば、「日本語-かな」キーボードが表示されています。

7.もし、アルファベットをガイドした場合は、「英語(日本)」キーボードが表示されています。

8.キーボードを「日本語-かな」に変更します。

9.表示されているキーボードの左下に、「次のキーボード 日本語-かな」というボタンがあります。

10.[1本指のスライド]で選択して、指を離さないで、他の指でタッチパネルを[1本指でタップ]をします。
つまり、「スプリットタップ」をします。
文字入力の時はこの[スプリットタップ]がきわめて有効です。
片手で、[スプリットタップ]を素早く行なうのは、中指で、スライドして文字を探して、人差し指か薬指で、タッチパネルをタップします。
両手で行なうときは、スライドして文字を探していない手の指を、タッチパネルの上に指を離して用意しておいて、文字を探し当てたら素早くタップします。

11.iPad Air2の「日本語-かな」のソフトキーボードは、一番上の行に「左からあ か さ た な…」と並んでいる、五十音キーボードです。
iPhoneで使われているテンキースタイルに変更することも出来ますが、現在少し不具合があり使いにくいです。
また、「あ か さ た な…」を右から表示することも出来ます。

12.文字を入力するのは、この五十音上を[1本指のスライド]して、入力したい文字を探して[スプリットタップ]をします。
上のテキストフィールドのポイントの部分に文字が入力されます。

13「こんばんは」と入力してみましょう。
「こ」の文字は、「か」を下にスライドして行くと、「き く け こ」と出ていますので、「こ」の上で指を止めて、[スプリットタップ]をします。
テキストフィールドに「こ」と入力されますが、これはパソコンの入力と同じで、未確定文字です。

14.「ん」の文字は、右の端の「わ」の下にあります。
[1本指のスライド]で選択して、[スプリットタップ]をします。
テキストフィールドに「こん」と入力されました。

15.「ば」の入力は次のようにします。
まず「は」を選択して、[スプリットタップ]で入力します。
キーボードの、右端の列の下に「。」がありますが、その左隣に、「小文字 濁点及び半濁点キー」読み上げるボタンがあります。
このボタンを[スプリットタップ]をしますと、濁点が入力されて、「は」が「ば」になります。
ちなみに半濁音はもう一度このボタンを[スプリットタップ]します。
つまり、このボタンを押さえたまま、[スプリットタップ]を2回続けると、半濁音の「ぱ」が入力されます。

16.「こんば」と入力した状態で、テキストフィールドとキーボードの間をタッチしますと、予測変換候補が出ています。
たぶん一番最初に「今晩は」と出ています。
VoiceOverは詳細読みをしてくれます。

17.[1本指の左右フリック]で予測変換候補を次々と読み上げます。
ひらがなだけの「こんばんは」もあります。

18.目的の予測変換候補が読み上げられたら、[1本指のダブルタップ]をします。

19.メモのテキストフィールドに「今晩は」と入力されます。

20.このままですと、まだ文字は確定されていませんので、確定したければ、キーボードの右端にある「エンター」キーを選択して[スプリットタップ]します。

予測変換候補は沢山出てきますので、それを利用しますと、かなり文字入力がスピードアップされます。
なお、一度変換した語句は学習していますので、次は「こ」と入力しただけで、「今晩」が変換候補のエリアに出てきます。
つまり、文字は多く書くほど早く文章が書けるようになって行きます。
がんばりましょう。

■「日本語-かな」のキーボードをテンキー方式に変更します。


1.[設定][一般][キーボード]を開いたら、タッチパネルの右側を上から[1本指のスライド]をして「キーボードを分割」を選択して[1本指のダブルタップ]をしてONにします。

2.「メモ」を開いて、テキストフィールドを編集出来るようにします。

3.下に出ている五十音キーボードの右の下に「キーボードを隠す」と言うボタンがあります。

4.このボタンを[1本指のダブルタップ ホールド]します。
[1本指のダブルタップ]をして、そのまま指を離さないでいますと、「ピロ」と音がします。

5.指をそのまま、上に少しスライドしますと、「分割」とガイドがありますので指を離します。

6.タッチパネルの中央の右側に、テンキースタイルの日本語キーボードが現れます。
でも、このキーボードが、タッチパネルの中央にあると、文字入力の際に、変換候補が読みづらくなり、文字入力が不便になります。
マニュアルには、「キーボードを隠す」ボタンを、[1本指のダブルタップ ホールド]して、下にドラッグをすれば、移動出来ると書いてあるのですが、どうしても動きません。 Appleのサポートで検証してもらったところ、VoiceOverがオンの時は、どうしても動かないそうです。
VoiceOverをオフにすれば、何とか移動することが出来るようですが、バグですので改善を要求してくれるそうです。

7.これでは、かなり使いにくいので、元の五十音表示に戻します。
「キーボードを隠す」ボタンを、[1本指のダブルタップ ホールド]して、少し上にスライドしますと、「固定して、分割解除」とガイドがありますので、指を離します。
元の五十音配列に戻ります。

■数字を入力します。


1.五十音配列のキーボードが出ている状態で、左の下の方に「その他 点数字」ボタンがありますので、[スプリットタップ]をします。

2.右側に、テンキースタイルの数字が表示されます。
左側には、「年」「日」「時」「分」などの文字が出ています。

3.入力は、[1本指のスライド]で選択して、[スプリットタップ]をします。

4.元の五十音キーボードに戻るのは、「かな-プレーン」を[スプリットタップ]します。

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