音声で文字入力

■音声認識を使って文字を入力します。

もう気が付かれていると思うのですが、ソフトキーボードの左下の、キーボードを変更するボタンがあるところに、「音声入力」ボタンがあります。
この音声入力は、iPadに向かって話かけた言葉を、文字に置き換えてくれる機能です。
iPadがWi-Fiか3Gに接続されていると利用出来ます。
また、「Siri」がオンの状態である必要があります。

1.「メモ」アプリで、テキストフィールドが文字入力出来る状態にしておきます。

2.下に出ているソフトキーボードの、左下にある「音声入力」ボタンを[1本指のスライド]で選択して、[1本指のダブルタップ]をします。

3.「ピン」と音がして、音声編集モードになります。

4.入力したい文章をiPadに向かって話かけます。
たとえば、「今日は良い天気です句点」と話かけます。

5.話しかけが終わったら、[2本指のダブルタップ]をします。
「ポン」と低い音がして、音声編集モードが終了します。
挿入された「今日は良い天気です。」とガイドがあります。
テキストフィールドに「今日は良い天気です。」と入力されているはずです。

6.ローターで「文字」を選択して、[1本指の上フリック]をして行きますと、入力されている文字を、右から詳細読みをして行きます。
このくらいの文章であれば、正しく漢字変換をしているようです。

7.続けて文章を音声入力するのは、まずテキストフィールドを、[1本指のダブルタップ]をして、「末尾に挿入ポイント」とガイドがあるようにします。

8.再び、タッチパネルを、[2本指のダブルタップ]をしますと、「ピン」と音がして、音声編集モードになります。

9「明日は雨が降るでしょう句点」と話かけますと、「今日は良い天気です。」の後に「明日は雨が降るでしょう。」と入力されます。

「句点」と音声入力すると、「。」が入力されます。
なお、「読点」は「てん」と音声で入力しますと、「、」が入力されます。
ただし、これらの「てん」や「句点」は後から単独で音声入力すると、誤変換をするようです。
一連の文章の終わりに、続けて音声入力すると良いみたいです。

■文字入力で、漢字変換を、正確に行なうためには、次のように話しかけを工夫すると良いようです。

たとえば「明日は雨が降るでしょう。」と入力したい場合は、一気に話しかけをするのではなくて、「明日は」「雨が」「フルでしょう」「句点」と文節ごとに、少し息継ぎをして話かけます。
ただし、人名などは、なかなか正しく漢字変換をしてくれない場合が多いようです。
私の河津は「蛙」になります。
この音声入力を使うと、メールなどに簡単な返信が楽に書けます。

面白いので、いろいろと話しかけをして、文字入力をしてみてください。

■「メモ」アプリを閉じます。

練習で、いろいろな文字を入力してありますので、この「メモ」は保存しません。
タッチパネルの一番上にある、「ステータスバー」のすぐ下の行に、「メモ」アプリの操作ボタンが出ていますので、[1本指のスライド]で「メモを削除」ボタンを選択して、[1本指のダブルタップ]をします。
編集中の「メモ」が保存されずに削除されます。


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