iOSが10になりました

しばらく、この連載を休んでいるうちに、私のiPadやiPhoneが新しくなってしまいました。 まず、「iPad Air2」ですが「iPad mini 4 Wi-Fi+cellularモデル」に変わりました。 大きさが小さくなっただけで、操作は「iPad Air2」と変わりがありません。 これからは「iPad mini 4 Wi-Fi-+cellular」の操作で記述をして行くことになります。 ただし、記述の名称は「iPad」とします。 また、私のiPhone6もiPhone7に機種変しました。 こちらも、大きさなどには変わりがありません。 ただし、iPhone7からは、物理的な「ホーム」ボタンが無くなり、タッチパネルの中に組み込まれました。 視覚障害者には操作が難しいのではないかと思ったのですが、クリック感もあり、タッチパネルに保護シートを貼れば、「ホーム」ボタンのところが切り取られているので、「ホーム」ボタンの位置も容易に分かります。

■iOSがiOS9からiOS10にアップデートされました。

2016年12月19日現在の最新バージョンは、iOS10.2です。 iOS10になってから、iPadの操作に少し変更が出ています。 まず、スクリーンロックの解除方法が変更になっています。 また、「ホーム」のページの番号の振り方が変わりました。 以下に、この変更点と、IOSのバージョンアップの方法を書いておきます。

■iOS10での変更点。


1.「iPad」のスクリーンロックの解除方法が、次のように変わりました。
パスコードが設定していない場合は、「ホーム」ボタンを一度押すと、現在時刻をVoiceOverがガイドしますので、もう一度「ホーム」ボタンを押しますとスクリーンロックが解除されます。
パスコードが設定してある場合は、パスコードの入力画面が出ます。

2.スクリーンをロックした時のガイドが変わりました。
スクリーンをロックするために、「スリープ/電源」ボタンを押した時に、従来は「スクリーンはロックされています」とVoiceOverのガイドがありましたが、iOS10からはこのガイドが無くなり、「ビュー」と言う効果音がするだけになりました。

3.「ホーム」のページの番号が変わりました。
新しくページ1が作られましたので、従来の「ホーム」の1ページ目は2ページになりました。
以下順番にページの番号が繰り上がります。

■iOSのアップデートの方法。

アップデートするバージョンによっては操作方法が若干異なるかも知れませんが、大体、次の方法で出来ると思います。

まず、念のために、充電ケーブルをiPadのライトニングコネクタにさして、充電状態にしておきます。

1.「ホーム」の「設定」アイコンを選択して、[1本指のダブルタップ]をして開きます。

2.左側の一番下の方に「一般」の項目がありますので、選択して[1本指のダブルタップ]をします。

3.右側の上の方に、「ソフトウェアのアップデート」がありますので選択をして、[1本指のダブルタップ]で開きます。

4.アップデートがあれば、「**にアップデート出来ます」とガイドがあります。
アップデートが無い場合は、「お使いのソフトウェアは最新です」とガイドがあります。

5.[1本指の右フリック]を繰り返して、「ダウンロードとインストール」ボタンを選択して、[1本指のダブルタップ]をします。

6.パスコードが設定してあれば、入力を求められますので、入力をします。

7.「ダウンロード中 無効 ボタン」とガイドがありますが、ここをタップしてしまいますと、ダウンロードがキャンセルされてしまいます。

8.左フリックをして行きますと、ダウンロードの状況を、ガイドしてくれます。

9.ダウンロードが終了すると、「今すぐアップデート」のボタンが出ます。

10.そのままにしておくと、自動的にインストールが始まります。

11.画面に「リンゴ」のマークだけが出て、VoiceOverの音声は無くなります。

12.VoiceOverの音声が出ないので不安になりますが、しばらくそのままにしておきます、バージョンによって違いますが十数分ぐらいかかります。

13.アップデートが終わりますと「ポン」と音がして、パスコードの入力画面が出ます。
VoiceOverの音声も自動的に復活します。

14.マイナーのアップデートはこれだけで終了します。

なお、iOS9からiOS10へのアップデートの時などは、AppleIDとパスワードの入力が求められます。


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