今日は、Windowsの検索コマンドを使って、ハードディスクの中から目的のファイルを探し出す方法を書きます。迷子のファイルを探し出すのに便利です。
1.[Windows]キーを押して、「スタートメニュー」を出します。
2.「検索(C)」に行き[右カーソル]キーで「ファイルやフォルダ(F)」に行き[Enter]キーを押します。スタートメニューが「クラシック」になっていない方は「検索(S)」を選択して[Enter]キーを押します。サブメニューはありません。
3.検索のダイアログが開きます。
4.次のようなメニューが表示されています。5.[下カーソル]キーで「ファイルとフォルダすべて(L)」に行き[Enter]キーを押します。
- 画像、ミュージック、またはビデオ(P)
- ドキュメント (ワープロ、スプレッドシート、など)(O)
- ファイルとフォルダすべて(L)
- プリンタ、コンピュータ、または人(C)
- コンピュータまたは人(C)
- ヘルプとサポート センターの情報(I)
「何を検索しますか?」と画面にでているようですが、スクリーンリーダーは一番上の「画像、ミュージック、またはビデオ(P)」と、読み上げます。
6.検索語を入力する画面が出てきます。
7.検索語を入力する場所は2ヶ所あります。
まず、始めの「ファイル名のすべてまたは一部(O):」から説明します。このエディットボックスには、探したい「ファイル名」を入力します。例えばPC-Talkerのマニュアルのファイルを検索したい場合は、「 第1章 はじめに.txt」と入力します。
ところが、ここで問題があります、このファイル名は、第1章とはじめにの間に全角のスペースが入っています。マイコンピュータのファイル名の読み上げでは、このスペースは読みませんので入力するファイル名を「第1章はじめに.txt」とするとファイル名が違っていますので検索結果に出てきません。
8.記憶のあいまいなファイル名を検索するのには次のようにします。
この項目に「ファイル名の全部または1部」と書いてありますので、上のファイル名の一部の「第1章」とだけ入力しても検索が出来るはずです。やってみましょう。
9.エディットボックスに「第1章」と入力して、[Tab]キーで「検索」に行き[Enter]キーを押します。
10.ハードディスクを全部検索しますので少し時間が掛かります。しばらくしたら、[Tab]キーを押して「検索結果のリスト」に行きます。
11.[上下カーソル]キーで検索結果が確認出来ます。
人によって検索結果は違いますが、PC-Talker がインストールされていれば次のような結果が出てきます。12.ファイル名を「はじめに」と書いても「 第1章 はじめに.txt」は検索されます。
- 第1章 はじめに.txt,C:\Program Files\KSD\MyEdit\マニュアル,14 KB,txt ファイル,2004/09/08 13:51
- 第1章 はじめに.txt,C:\Program Files\KSD\MyFile\マニュアル,9 KB,txt ファイル,2002/02/25 12:09
- 第1章 はじめに.txt,C:\Program Files\KSD\PCTalker\マニュアル,4 KB,txt ファイル,2002/02/26 11:07
この結果からファイル名に「第1章」の文字を含んだファイルが3つあったわけです。探したいPC-Talkerのファイルは、書いてある「パス」を見て3番目のファイルだと判断をします。(パスの見方は講座15を参照して下さい)
13.ワイルドカードの使い方。
検索のエディットボックスなどで入力する文字が分らない時にその文字の代用として「*」(半角のアスタリスク)や「?」(半角のクエスチョン)が使えます。
これを「ワイルドカード」と言います。「*」は複数の文字を「?」は一文字の代用をします。ですから、上の検索文字列は「第1章*.*」と書きます。
使い方によっては便利ですので、こんなやり方もある事を覚えておいてください。
14.二番目の「ファイルに含まれる単語または句(W):」の説明をします。
これは、ここに書かれた検索語がファイルの中に書かれているファイルを検索します。
例えば検索語として「河津○○」と入力して[Tab]キーで「検索」に行き[Enter]キーを押しますと、文書の中に「河津○○」が在るファイルを検索し、検索結果のリストに表示されます。
15.皆さんも自分の名前を入力して検索をして見てください。
16.検索結果のリストにあるファイルを開くのには、[上下カーソル]キーで、そのファイルを選択して[Enter]キーを押します。そのファイルが関連付けされたアプリケーションが起動してそのファイルが開きます。拡張子が「.txt」のファイルならば、「マイエディット」や「MMエディタ」や「メモ帳」などで開きます。
17.検索語を入力する画面で、[Tab]キーを押して「探す場所(L):」に行き[下カーソル]キーで「検索する場所」を絞り込みする事も出来ます。