Kzemi講座30:ディスクスキャンとデフラグ

パソコンを、1、2年使い続けていますと、ハードディスクの中に不良セクタや削除したデータの残骸などが散在するようになります。ですから、半年か1年に1度ぐらいは「ディスクスキャン」と「デフラグ」を行なって、ハードディスク内のゴミを取っておくと良いと思います。

「ディスクスキャン」はハードディスク内の、不良セクタなどを検出して自動修復をしてくれます。
また、ハードディスクに保存されるデータは、連続して書き込まれるのではなくて、空いているセクタにバラバラに書き込まれています。これをある程度まとめるのが「デフラグ」です。
ただし、これらを行なうのには時間がかかります。ハードディスクの容量やCPUの早さにもよりますが、長いときには数時間もかかる場合が有ります。ですから、実行する時は十分に時間があるときに行なってください。途中で強制終了したりすると、パソコンの不具合が生じたりしますので注意して下さい。

【ディスクスキャンの行ない方】

起動しているアプリケーションソフトは終了させて、デスクトップ(プログラムマネージャー)の画面にして行なって下さい。

1. 「マイコンピュータ」を起動します。

2. [上下カーソル]キーで、スキャンしたいドライブを選択します。通常はCドライブです。

3. [アプリケーション]キーか[Shift+F10]キーを押して、コンテキストメニューを開きます。

4. [上下カーソル]キーで「プロパティ」を選択して[Enter]キーを押します。

5. [Ctrl+Tab]キーを押して「ツール」のタブに行きます。
PC-Talkerは、「このオプションはボリュームのエラーをチェックします。 チェックする...の 確認 C」と言います。
XP-Readerは、「チェックする」とだけ言います。

6. [Tab]キーで上の項目を選択して[Enter]キーを押します。

7. [Tab]キーで次の項目に行き、[Space]キーでチェックを入れます。
「ファイル システム エラーを自動的に修復する(&A)」

8. [Tab]キーを押して、次の項目に行き、[Space]キーでチェックを入れます。
「不良セクタをスキャンし、回復する(&N)」

9. [Tab]キーを押して「開始」を選択して[Enter]キーを押します。

10. 選択したドライブがCドライブですと、次のようなメッセージが出ます。
「情報メッセージ ディスク検査のユーティリティは Windows ファイルの一部に排他アクセスが必要なため、ディスクの検査は実行できませんでした。これらのファイルは Windowsの再起動後にのみアクセスできます。次回のコンピュータの再起動後に、このディスクの検査を実行しますか? エンターは はい Nは いいえ 」

11. [Tab]キーを押して「はい」を選択して[Enter]キーを押します。

12. プロパティの画面に戻りますので、「OK」ボタンを押して閉じます。

13. パソコンを1度終了して、再度立ち上げます。

14. Windowsの起動前に、ディスクスキャンが始まります。

15. 少なくても数十分かかりますので、ディスクスキャンが終わり、ファンファーレが鳴ってパソコンが起動するまでは、絶対に強制終了はしないで下さい。

16. Cドライブ以外の場合は、「開始」ボタンで[Enter]キーを押しますと、すぐにディスクスキャンが始まります。

17. ディスクスキャンの間は、パソコンから音声が出ません。画面には進行状況を示すバーが出ています。

18. ディスクスキャンが終わりますと、「ディスクの検査が完了しました」「OK」と言いますので[Enter]キーを押します。

19. マイコンピュータのプロパティの画面に戻りますので、[Alt]キーを押して「OK」を選択して[Enter]キーを押します。

20. マイコンピュータの画面に戻ります。

【ディスク デフラグの行い方】

Windows XPでは「最適化する」と言います。手順5までは「ディスクスキャン」と同じです。

6. [Tab]キーで次の項目を選択して、[Enter]キーを押します。
PC-Talkerは、「このオプションは、ボリューム上の断片化したファイルを最適化します。 最適化する...の 確認 D」
XP-Readerは、次のように読む項目です。「最適化する」

7. [Tab]キーを押してゆくと「分析」と「最適化」と「デフラグのリストビュー」の3つの項目を読みます。

8. [Tab]キーで「デフラグのリストビュー」に行き、[上下カーソル]キーで最適化するドライブを選択します。

9. ドライブを選択したら、まず[Tab]キーで「分析」まで行き[Enter]キーを押します。

10. 「分析」が始まり、すぐに終了します。

11. この画面で[Tab]キーを押して、「レポートの表示」を選択して[Enter]キーを押します。

12. 「分析」結果のレポートが見られます。

13. 「レポート」の画面を閉じるのには[Tab]キーで「閉じる」まで行き[Enter]キーを押します。

14. 「最適化」が必要な場合は、[Tab]キーを押して「最適化」まで行き[Enter]キーを押します。

15. 最適化中に[Tab]キーで「デフラグのリストビュー」に行き[上下カーソル]キーでドライブを選択すると、最適化しているドライブでは、ドライブ名を読んだ後に「最適化中」と言います。

16. 最適化が終わり[Tab]キーを押してゆくと「レポートの表示」と「閉じる」というボタンが有りますので、「閉じる」を選択して[Enter]キーを押します。(「レポート」が見たければ、[Tab]キーで選択して[Enter]キーを押します)。

17. 最初の「最適化」の画面に戻ります。

18. [Alt]キーを押してメニューバーの「ファイル」で[下カーソル]キーで「終了を選択して[Enter]キーを押します。

19. プロパティの画面に戻りますので[Tab]キーを押して「OK」まで行き[Enter]キーを押します。

20. マイコンピュータの画面に戻ります。

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