■手持ちの、モバイルバッテリーで「STK2mv64CC」が起動しません。
私が現在持っている、モバイルバッテリーは、次の2機種です。
・ALLPOWERS USB-C モバイルバッテリー 5000mAh(QC+Type-C2.0A入力+3.0A出力)。
こちらは出力電圧が5V、電流が3Aです。
・Anker PowerCore II 10000 (10000mAh 大容量 モバイルバッテリー)【PowerIQ 2.0 / LED Wheel搭載】iPhone&Android対応 (ブラック) ¥ 3,399。
出力:5V3A、 9V2A、 12V1.5A(PowerI Q 2.0出力)。
上の2つのモバイルバッテリーとも、STK2mv64CCは起動しませんでした。
ディスプレー上では、「省電力に設定中」と出て、しばらくするとそれも消えて、ディスプレーは真っ暗になります。
モバイルバッテリーで、動作しないのであれば、StickPCを購入した意味がありません。
そこで調べました。
このSTK2mv64CCは購入者が少ないので、Webでの書き込みがあまりありません。
CPUがI3の、「インテル Compute Stick BOXSTK2M3W64CC」は購入者が多いので、「モバイルバッテリーで使える」と言う記述がいくつかあります。
この2つのStickPCは、CPUが「I3」か「I5」の違いしかないので、たぶん大丈夫だと思って購入したのですが、そんなに甘くはありませんでしたね。
STK2mv64CCの電力は、5V4A 20Wが必要なようです。
この電力を出力するモバイルバッテリーは、「20000mAh(マイクロアンペアアワー)の大容量のモバイルバッテリー」にならば有ります。
ところが20000mAhのモバイルバッテリーになると、重量が、300gぐらいあります。
せっかく、60gのパソコンなのに、300gのバッテリーを一緒に持ち歩くのでは意味がありません。
そこで、Web上を必死で探してみました。
StickPCの2チャンネルなども、全文読みしてみましたが、STK2mv64CCをバッテリーで使っている記述は見つかりませんでした。
そこで、もう一度、20000mAhのモバイルバッテリーで、軽いのが無いかと、検索をしていましたら、メモ書き程度で、次のような書き込みを見つけました。
「電源オプションの設定で「省電力」にして、最大のプロセッサの状態 」CPUの最大パォーマンスを、100%から75%ぐらいにすれば、15Wぐらいでも起動出来る」
見つけた!!
早速、「電源オプション」の設定を変えてみました。
見事、手持ちのAnker PowerCore II 10000 (10000mAh 大容量 モバイルバッテリー)【PowerIQ 2.0」で起動しました。
もう一つの「ALLPOWERS USB-C モバイルバッテリー 5000mAh(QC+Type-C2.0A入力+3.0A)」では起動しませんでした。
アンカー独自の「PowerIQ 2.0」が機能しているみたいです。
この機能は、接続している、デバイスに併せて、適当な電力を供給する機能のようです。
とりあえず、200g以下のモバイルバッテリで、使えるようになりました。
めでたし!めでたし!
CPUの最大能力を75%にしたので、多少機能が低下するかもしれませんね。
でも、VANGOODよりはるかに速くて、軽快に動作します。
次回は、電源のオプションの設定を詳しく書きます。