コンピュータ(エクスプローラー)の使い方、その2

コンピューターでのフォルダーやファイルのコピー貼り付けの方法と、フォルダーやファイルの検索の方法を書きます。

■フォルダー、ファイルのコピー貼り付け

ドキュメントに保存してある「test.txt」というファイルを、USBフラッシュメモリにコピーしてみます。
USBフラッシュメモリをパソコンのUSBコネクタに差します。
起動メニューが出るかも知れませんので、[Esc]キーを押して閉じます。

1.[Windows]キーを押してスタートメニューを出します。

2.[右カーソル]キーを一度押してから[下カーソル]キーで「ドキュメント」を選択して[Enter]キーを押します。

3.エクスプローラーが起動してドキュメントフォルダーが開きます。

4.項目ビューが選択されていますので、[上下カーソル]キーで「test.txt」を選択します。

5.[Alt]キーを押してメニューバーを出します。

6.[右カーソル]キーで「編集」に行きます。

7.[下カーソル]キーで「コピー(C) Ctrl+C」を選択して[Enter]キーを押します。
ショートカットキーは[Ctrl+C]キーです。
選択されている「test.txt」ファイルがクリップボードにコピーされます。

8.[Shift+Tab]キーを押すか[Tab]キーを数回押してツリービューに移動します。

9.[下カーソル]キーで「レベル1 コンピューター マイナス」を探します。
もしプラスと音声ガイドが有りましたら[右カーソル]キーで開きます。
([End]キーを押してツリービューの下端に移動してから[上カーソル]キーで上がって行ったほうが早いかもしれません)。

10.[下カーソル]キーで表示されているドライブの中から「リムーバブルディスク (E:)」を選択して[Enter]キーを押します。(ドライブ名はEドライブとは限りません)。
USBフラッシュメモリは「リムーバブルディスク」と表示されます。

11.[Tab]キーを押しますと項目ビューに移動します。
リムーバブルディスクの内容が出ていますので[上下カーソル]キーで確認して下さい。

12.[Alt]キーを押してメニューバーを出して、[右カーソル]キーで「編集」に移動します。

13.[下カーソル]キーで「貼り付け(P) Ctrl+V」を選択して[Enter]キーを押します。
「test.txt」がリムーバブルディスクに貼り付けられました。
貼り付けのショートカットキーは[Ctrl+V]キーです。

ヒント
手順8のところでツリービューを選択しないで、[Windows+E]キーでコンピューターを開いた方が早くて分かり易いかもしれません。


■上書き貼り付けの場合

リムーバブルディスクの中にすでに「test.txt」ファイルが存在する場合には次のようなメッセージが出ます。
このメッセージがWindowsXPの時より少し複雑になっています。
「ファイルのコピーのメッセージ この場所には同じ名前のファイルが既にあります。保持するファイルをクリックしてください エンターは キャンセル」。
ここで[Tab]キーを押してゆきますと次のような項目が有ります。
「コピーして置き換える 宛先のフォルダーにあるファイルをコピー元のファイルで置き換えます: test.txt test (C:\ユーザー\ユーザー名\マイドキュメント) サイズ: 12 バイト 更新日時: 2009/ 11/ 05 7:17 」。
「コピーしない どのファイルも変更されません。宛先のフォルダーにある次のファイルは変更されません: test.txt test (E:) サイズ: 12 バイト 更新日時: 2009/ 11/ 05 7:17 」。
「コピーするが両方のファイルを保持する コピーするファイルは "test (2).txt" というファイル名に変更されます」。
上の3つの項目のどれかを選択して[Enter]キーを押します。
「コピーして置き換える」を選択すると上書き貼り付けされます。
なお、この画面は「キャンセル」が初めに選択されていますので、項目を選択しないうちに[Enter]キーを押しますと貼り付け操作は行なわれませんので注意して下さい。

システムフォルダーにファイルを貼り付けようとしますと、前に書きましたUACの次のような警告メッセージがでます。「対象のフォルダーへのアクセスは拒否されましたのメッセージ Program Files  作成日時: 2009/ 07/ 14 11:37 エンターは 続行 Sは スキップ エスケープは キャンセル」。
[Enter]キーを押しますと貼り付けが完了します。


■フォルダーやファイルの検索

Windows7では検索機能が高速になりました。
フォルダー内のファイルを検索する基本は次のようにします。

1.コンピューターを起動します。
[Windows+E]キーのショートカットキーが便利です。

2.検索したいファイルのあるドライブを[上下カーソル]キーで選択して[Enter]キーを押して開いておきます。
今回はCドライブを開いて起きます。
前にも書きましたが、Cドライブは項目の一番上ですので、一度[下カーソル]キーを押してから、[上カーソル]キーを押して選択し直してから[Enter]キーを押してひらきます。

3.[Tab]キーで「検索ボックス」に移動します。

4.「test]と入力して[Enter]キーを押します。

5.項目ビューの中に検索結果がかなり高速で次のように表示されます。
(私のパソコンのスペックではほとんど一瞬に出ます)。
「test.txt 更新日時 2009/ 11/ 05 7:17 フォルダーのパス C:\ユーザー\ユーザー名\マイ ドキュメント サイズ 12 バイト」。
ただし、testの検索語をファイル名に含む他のファイルも同時に表示されますので、検索語によってはかなりの数が表示されるかもしれません。
そのときは後半に読み上げる更新日やパスやファイルサイズで判断をします。

この検索結果の数を少なくするのには、そのファイルがあるフォルダーが分かっていれば、そのフォルダーを開いてから検索をすれば、検索結果の数が少なくなります。
例えばドキュメントに保存されていることが分かっていれば、スタートメニューからドキュメントを開いてから検索を行なうと良いと思います。


■正確なファイル名が分からない時のあいまい検索

このWindows7の検索ボックスは、正確なファイル名が分からなくても、ファイル名の一部の文字を入力して検索することが出来ます。
ただし検索結果のファイル数は当然多くなりますので、検索結果から目的のファイルを探すのに手間がかかります。

また、日本語の検索も出来ますので、ファイル名を付ける時に無理に半角の英数字で付けることは無くなりました。
日本語を使うときは[半角/全角]キーを押して日本語変換にしてください。
更に、よく検索をするフォルダーなどのインデックスを作っておくと、検索が高速になるようです。
この検索機能は慣れるとかなり便利に使えそうです。
いろいろと試してみて下さい。


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