Windows7の便利なショートカットキー

視覚障害者は画面が見えませんのでマウスが使えません。そこでWindowsやいろいろなアプリケーションソフトを使うためには、キーボード上からショートカットキーなどを駆使して操作をします。
Windows7では従来のショートカットキーに加えて新しいショートカットキーなども追加されました。
そこで便利なWindows7のショートカットキーをいくつかその使用方法と共に書いておきます。
マイクロソフトアクセシビリティのページに、Windows7のショートカットキーの一覧が有ります。
なお、アプリケーションソフトがアクティブになっている場合はそのアプリケーションソフトに設定されているショートカットキーが優先される場合も有ります。

[Windows]キー

機能:スタートメニューを開く、閉じる。
説明:[Windows]キーを一度押しますと画面にスタートメニューが表示されます。
スタートメニューが表示されている状態で、もう一度[Windows]キーを押しますとスタートメニューが閉じます。

[Windows+D]キー

機能:デスクトップを表示します。起動中のアプリケーションソフトは全てタスクバーに格納されます。
説明:[上下左右カーソル]キーでデスクトップアイコンが選択出来ます。
アイコンの実行は[Enter]キーを押します。
[Home]キーで左上のアイコンを選択します。
[End]キーで右下のアイコンを選択します。
[Tab]キーで「スタートボタン」、「タスクバー」、「タスクトレー」「デスクトップ」と順次フォーカスが移動します。

[Windows+T]キー

機能:タスクバーをアクティブにします。
説明:[左右カーソル]キーでアプリケーションソフトのアイコンが選択出来ます。
[Enter]キーを押すと選択されているアプリケーションソフトがアクティブになります。
[Windows]キーを押したままで[T]キーを押してゆくと、タスクバーに格納されたアプリケーションソフトのアイコンを左から順次選択してゆきます。
選択したアイコンで[Enter]キーを押しますとそのアプリケーションソフトが起動またはアクティブになります。

[Windows+数字キー]キー

機能:タスクバーに格納されているアイコンに対応する数字キーを押すことでそのアプリケーションがアクティブになります。
説明:格納されたアイコンは左から1、2、3…と言う数字に対応しています。
PC-Talker7は[Ctrl+Alt+2]キーで格納されているアイコンを左から読み上げますので順番を記憶すればこのショートカットキーも使えます。

[Alt+Tab]キー

機能:起動しているアプリケーションソフトを切り替えます。従来のWindowsXPの時と同じ動作です。
説明:[Alt+Tab]キーを一度押すと、直前にアクティブで有ったアプリケーションソフトをアクティブにします。
[Alt]キーを押したまま[Tab]キーを押してゆくと起動中のアプリケーションソフトを順次アクティブにしてゆきます。
これを「タスクの切り替え」と言います。
タスクバーにアイコンが有っても起動していないソフトはアクティブになりません。
(クイックスタートのために最初からタスクバーに表示しているアイコンなど)

[Windows+B]キー

機能:タスクトレーをアクティブにします。
説明:[上下カーソル]キーで常駐しているソフトのアイコンが選択出来ます。

[Windows+E]キー

機能:エクスプローラー(コンピューター)を起動します。

[Windows+R]キー

機能:「ファイル名を指定して実行」のダイアログを開きます。

[Alt+F4]キー

機能:起動しているアプリケーションソフトを終了します。
説明:[Alt]キーを押しながら[F4]キーを押してゆくと、起動しているアプリケーションソフトを順次終了していきます。
Windows7では複数のアプリケーションソフトを起動してマルチタスクが快適に出来るようになりました。
しかしWindows7を終了してパソコンの電源を切る場合、起動中のアプリケーションソフトが残っていて、そのソフトが終了確認のメッセージを出す場合など(編集中のエディタなど)はPC-Talker7がそのメッセージを読み上げない場合が有ります。
(2013年8月現在のPC-Talker7はアプリケーションが全部終了していない状態で、Windowsをシャットダウンしても、最後までPC-Talker7の音声が残っているようになりましたので、上の状態が起こっても、容易に、アプリケーションソフトが終了出来るようになりました。)
ですから、起動中のアプリケーションソフトは全て終了してからWindowsのシャットダウンを実行した方が終了時のトラブルが少なくなります。
この場合、この[Alt+F4]キーのショートカットキーが大変便利に使えます。
[Alt]キーを押しながら[F4]キーを押してゆくと起動しているアプリケーションソフトを全て終了してから「次の中から選んでください(W) コンポボックス」と音声ガイドが有ります。
これがWindows7の終了メニューですので[上下カーソル]キーで「シャットダウン」を選択して[Enter]キーを押してWindowsを終了します。

[Windows+↑]キー

機能:アクティブなソフトの画面サイズを最大化します。
(2013年8月現在のPC-Talker7では音声ガイドはありません)

[Windows+↓]キー

機能:アクティブなソフトの画面サイズを標準にします。
説明:[下カーソル]キーを二度押しますとアクティブなソフトが最小化してタスクバーに入ります。
(2013年8月現在のPC-Talker7では音声ガイドはありません)

[Windows+→]キー

機能:アクティブなアプリケーションソフトをディスプレーの右半分に表示します。

[Windows+←]キー

機能:アクティブなアプリケーションをディスプレーの左半分に表示します。
説明:二つのアプリケーションソフトを起動しておいて、一つを左半分に他の一つを右半分に表示して置き、二つを比較しながら作業をしたり、マウスでのドラッグをしたりすることが出来ます。
ただし、視覚障害者にとってはあまり有効な機能では無いと思われます。
左右の画面を切り替えるのは[Alt+Tab]キーで出来ます。
(2013年8月現在のPC-Talker7では音声ガイドはありません)


〔弱視者に便利なショートカットキー〕

[Windows++]キー

機能:画面の拡大鏡を起動します。
説明:画面の文字が大きくなりますので、弱視の方には大変便利です。
(2013年8月現在のPC-Talker7では音声ガイドはありません)

[Windows+-]キー

機能:拡大鏡の文字サイズを小さくします。
説明:拡大鏡で大きくなった文字を元の標準サイズに戻します。
標準サイズ以下の小さいサイズにはなりません。
(2013年8月現在のPC-Talker7では音声ガイドはありません)

[Windows+Esc]キー

機能:拡大鏡を終了します。
(2013年8月現在のPC-Talker7では音声ガイドはありません)


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