コピー貼り付け

文章の編集では、文の中のある箇所のコピーや貼り付けが、重要な操作になります。
そこで今回は、PC-Talker8のタッチ操作で、範囲指定、コピー、切り取り、貼り付け、などの操作を書いておきます。

■「MyEdit」のテキスト文章の一部を範囲指定します

キーボードを使って、文章の一部を範囲選択するのは、[Shift+上下カーソル]キーや[Shift+左右カーソル]キーを使って行ないました。
タッチ操作でも、同様な方法で行ないます。
なお、「特殊キーのタッチ入力」「フリック」「ダブルタップ」などは、画面のどの位置で行なってもかまいません。

1.文章の一部を行単位で範囲指定するのは、次のようにします。
左手の人差し指を使って、「特殊キーのタッチ入力」の[Shift]を選択して、指をタッチしたままにして、右手の人差し指で「下にフリック」します。
複数行を指定するのは、左手の人差し指をタッチしたままで、右手の人差し指で、「下にフリック」を繰り返します。
最後に読み上げた行は、範囲指定されていませんので注意をしてください。
左手の人差し指を画面から離します。

2.文章中のカーソル位置から、文字単位で範囲指定するのは、次のようにします。
左手の人差し指を使って、「特殊キーのタッチ入力」の[Shift]を選択して、指をタッチしたままで、右手の人差し指を使って、「右にフリック」を繰り返します。
左手の人差し指を画面から離します。

3.文章中のカーソル位置から、行末までを範囲指定するのは、次のようにします。
左手の人差し指を使って、「特殊キーのタッチ入力」の[Shift]を選択して、指をタッチしたままで、「右に長めのフリック」をします。
「右に長めのフリック」は少しゆっくりと、画面の半分以上を滑らすと、確実なようです。
左手の人差し指を画面から離します。

4.カーソル位置から、行頭までを範囲指定するのは、次のようにします。
左手の人差し指を使って、「特殊キーのタッチ入力」の[Shift]を選択して、指をタッチしたままで、右手の人差し指で「左に長めのスリック」をします。
「左に長めのフリック」は、少しゆっくりと、画面の半分以上滑らすと確実なようです。
左手の人差し指を画面から離します。

5.文章全体を範囲指定するのは、次のようにします。
5−1.「特殊キーのタッチ入力」で[Alt]を選択して、指を離します。
「ファイル F トップメニュー」とガイドがあり、メニューバーが選択されます。
5−2.「右にフリック」して「編集 E トップメニュー」を選択します。
5−3.「上にフリック」を繰り返して、「すべて選択 S Ctrl+A」を選択して、「ダブルタップ」します。
文章全体が範囲指定されます。

■範囲指定した部分を、クリップボードに、コピーします

2つの方法があります。

●メニューバーを使う方法。

1.「特殊キーのタッチ入力」で[Alt]を選択して、指を離します。
メニューバーが選択されて、「ファイル F トップメニュー」とガイドがあります。

2.「右にフリック」して「編集 E トップメニュー」を選択します。

3.「下にフリック」を繰り返して、「コピー C Ctrl+C」を選択して、「ダブルタップ」します。
選択範囲がクリップボードにコピーされます。
コピーしたバイト数をガイドし、コピーされた内容を読み上げます。

4.MyEditの「環境 M トップメニュー」の「オプション設定 O ウィンドウ」の中の「コピーの実行後に 範囲選択をクリアする 」にチェックが入っていない場合は、「下にフリック」または「上にフリック」して、選択範囲を解除してください。
「選択解除」とガイドがあります。
選択を解除しておかないと、思わぬ操作で、範囲指定したところが、他の文字に置き換わったり、消えてしまう場合があります。

●コンテキストメニューを使う方法。

1.範囲指定が終わりましたら、「ダブルタップの長押し」を行ないます。
「コンテキストメニュー」とガイドがあり、メニューが開きます。
[Application]キーの入力と同じです。
「ダブルタップの長押し」は画面のどこでもかまいません。

2.「下にフリック」を繰り返して、「コピー」を選択して、「ダブルタップ」します。
コピーしたバイト数をガイドし、コピーされた内容を読み上げます。

3.MyEditの「環境 M トップメニュー」の「オプション設定 O ウィンドウ」の中の「コピーの実行後に 範囲選択をクリアする 」にチェックが入っていない場合は「下にフリック」または「上にフリック」して、選択範囲を解除してください。
「選択解除」とガイドがあります。
選択範囲を解除しておかないと、思わぬ操作で、範囲指定したところが、他の文字に置き換わったり、消えてしまう場合があります。

こちらの、コンテキストメニューを使った方が、楽かも知れません。

●範囲指定した所を、切り取ります。
メニューバーの「編集 E トップメニュー」からでも出来ますが、コンテキストメニューから操作した方が簡単ですので、そちらを書きます。

1.範囲指定が終わりましたら、「ダブルタップの長押し」をします。
「ダブルタップの長押し」は画面のどこでもかまいません。
コンテキストメニューが開きます。

2.「下にフリック」を繰り返して、「切り取り T」を選択して、「ダブルタップ」します。
範囲指定した部分が、切り取られて、削除されます。
「何バイト切り取り」とガイドがあり、切り取った内容を読み上げます。
切り取られた部分はクリップボードにコピーされます。

■クリップボードにコピーされたデーターを、他の場所に貼り付けます。

1.別の「MyEdit」を起動します。
「特殊キーのタッチ入力」で[Alt]を選択して、指を離します。
メニューバーが選択されて、「ファイル F トップメニュー」とガイドがあります。

2.「上にフリック」を繰り返して、「別のマイエディットを起動 E」を選択して、「ダブルタップ」します。
MyEditの「無題2」が開きます。

3.「ダブルタップの長押し」をします。
「ダブルタップの長押し」は画面のどこでもかまいません。
コンテキストメニューが開きます。

4.「下にフリック」を繰り返して「貼り付け P」を選択して、「ダブルタップ」します。
カーソル位置に、クリップボードの内容が貼り付けられます。

5.前に起動しているMyEditに戻るのは、「4本指で左にフリック」をして、タスクの切り替えを行ないます。
アクティブになったMyEditをガイドします。
「無題2」に戻るのは、「4本指で右にフリック」します。

■タスクパネルからの、タスクの切り替え方法

Windows8.1はマルチタスクですので、複数のアプリケーションソフトを起動して、それらを切り替えながら、作業が出来ます。

1.「4本指でダブルタップの長押し」をしますと、起動中のタスクパネルを選択出来ます。
2.「左右にフリック」をして、アクティブにしたいタスクを選択して、「ダブルタップ」します。

選択したタスクがアクティブになります。


 前の項目へ   視覚障害者のWindows8.1tablet操作へ戻る   次の項目へ