セットアップを行なう時には、キーボードを使用した方が良いので、別に購入した、マイクロUSBの変換アダプターを取り付けます。
それに、手持ちのUSBキーボードを接続します。
でも、もしかしたら、バッテリーが充電されていない可能性もあります。
このタブレットは、充電用にも、マイクロUSBのポートを使います。
マイクロUSBのポートは、一つしかありませんので、充電しながら、キーボードを接続して、セットアップをすることは出来ません。
そこで、とりあえず充電をします。
付属のACアダプタをテーブルタップに差します。
それに、充電用のケーブルの、通常の大きさのUSBの方をさします。
タブレットの、マイクロUSBポートに、充電ケーブルのもう一方の端にある、マイクロUSBを差します。
マイクロUSBのオスには、先端の、片面に小さな突起が2つ付いていますので、従来のUSBのように、「差さらなかったら、裏返しにします」などと言うことはなくなりそうですね。
この2つの突起のある方を、ガラスの面に向けて差します。
少し堅いですね。
画面の中に充電ランプが点灯するようです。
でも、一瞬だけ点灯して、消えてしまうようです。
フル充電時間の3時間ぐらいそのままにしておくことにします。
現在では、メーカー製でWindows8.1がプレインストールされている機種であれば、Windows8.1のセットアップは、Microsoftのスクリーンリーダーのnarratorを使って、眼が見えなくても、自力で出来ます。
現在、narratorの日本語の音声エンジンは「Haruka」と言うのが使われています。
以前の、非常に聞き取りにくい日本語音声エンジンに比べると、はるかに聞きやすいです。(しゃれではありません)。
1.充電ケーブルを外して、マイクロUSB変換コネクタを差します。
それに、従来の手持ちのUSBキーボードを接続します。
2.電源ボタンを、2、3秒程、長押しをします。
「眼」が借りられれば、画面が明るくなったことを確認して貰ってください。
Lenovoのロゴが出ているようです。
3.一分ぐらいそのままにしておきます。
4.[Windows+Enter]キーを押して、narratorを起動してみてください。
何か音声が出れば、後はnarratorを頼りに、セットアップが出来ます。
5.「ライセンス条項に同意する」画面が出ているはずです。
[Tab]キーを押して行き「同意します A」を選択して、[Enter]キーを押します。
アクセスキーの[Alt+A]キーでも同じです。
6.次は、「言語の選択や場所の選択」の画面です。
言語は「日本語」になっていると思いますので、そのまま[Tab]キーを押して行き「次へ N」を選択して、[Enter]キーを押します。
アクセスキーの[Alt+N]キーでも同じです。
7.次は、「PCの名前をを入力する」画面です。
[Tab]キーを押してゆきますと、PC名にはすでに「owner…」等という名前が書かれていますので、自分の好きな名称をキーボードから入力して、PC名を変更します。
入力する文字は、半角の英数字にします。
日本語を使うと後で不具合が出る可能性があります。
8.名称を入力したら、[Tab]キーを押して行き「次へ N」を選択して[Enter]キーを押します。
アクセスキーの[Alt+N]キーでも同じです。
9.次は「ネットワークの設定の画面」です。
ここでWifiの設定をするのですが、いろいろな項目が出てきて、面倒なので、後でPC-Talker8を使ってゆっくりと行なう事にします。
[Tab]キーを押して行き、「この項目をスキップする」を選択して、[Enter]キーを押します。
10.次は、「セットアップの種類を選択する」画面です。
[Tab]キーを押して行き「簡単設定をつかう E」を選択して、[Enter]キーを押します。
アクセスキーの[Alt+E]キーでも同じです。
11.次は少し面倒です。「Microsoftのアカウントを入力する」画面です。
ここで、Microsoftのアカウントを持っていても、それを入力しますと、その後で、いろいろな設定項目が出てきてしまいますので、セットアップを簡単に済ますために、ローカルアカウントでサインインします。
12.[Tab]キーで「新しいアカウントを作る」を選択して、[Enter]キーを押します。
13.次の画面で[Tab]キーを押して行き、「マイクロソフトアカウントをつかわずにサインインする」を選択して[Enter]キーを押します。
14.ユーザー名を入力する画面になります。
これがアカウント名になります。
入力する文字は、半角の英数字にします。
日本語を使うと後で不具合が出る可能性があります。
前に入力した、PCの名称と同じでは、受け付けられません。
ユーザー名を入力したら、[Tab]キーを一度押すとパスワードを入力するエディットが選択されますが、ここは空白のままにします。
パスワードを入力すると、起動時にパスワード入力を求められます。
間違ったり、忘れたりすると、タブレットが起動出来なくなります。
後で、マイクロソフトアカウントに変更しますので、ここではパスワード無しにします。
15.[Tab]キーを押して行き、「完了」を選択して[Enter]キーを押します。
16.「PCの準備をしています、PCの電源を切らないでください」と音声ガイドがあり、タブレットの設定が行なわれています。
しばらく時間がかかります。
17Windows8.1のスタートメニューが出れば終了です。
[下カーソル]キーを押してゆきますと「メール」「カレンダー 」などと読み上げます。
スムーズに行けば、30分ぐらいで終わります。
まだ、[Windows]キーを押しても、PC-Talker8のマイスタートメニューは出ませんので、Windows8.1のシャットダウン方法で電源を切ります。
いくつかありますが、今回は、次の方法をとります。
1.[Windows+I]キーを押して、「設定 チャーム」を開き、[Tab]キーを押して行き、「電源オプション」を選択して、[Enter]キーを押します。
「設定 チャーム」で[下カーソル]キーでは、「電源オプション」は選択出来ません。
2.Windows8.1の終了メニューが出ますので、[上下カーソル]キーで「シャットダウン」を選択して[Enter]キーを押します。
これらは、全てnarratorを使って出来ます。
以前ですと、Windowsのセットアップは、どうしても「眼」を借りないと出来ませんでしたが、自力で出来ることは、とてもうれしいですね。