1−3 Book(ブック)・WorkSheet(ワークシート)・Cell(セル)

[Book]

Excelのファイルの構造は、エディタなどの構造とは大分違っています。何枚かの「WorkSheet」(ワークシート)という「表」が綴じられているBook形式になっています。
一つの「Book」には、初期値では3枚の「WorkSheet」が入っています。その「WorkSheet」にはそれぞれ、初期値では「Sheet1」、「Sheet2」、「Sheet3」と言う名前が付いています。
一つのBookに入るWorkSheetの最大数は、パソコンのメモリの状況によります。
画面に表示されているWorkSheetを切り替えるのは、[Ctrl+PageUp]キー(または[Ctrl+Fn+上カーソル]キー)と[Ctrl+PageDown]キー(または[Ctrl+Fn+下カーソル]キー)を使います。

[WorkSheet]

Excelのファイルを開くと、1枚目のWorkSheetが画面に表示されています。このWorkSheetは縦線と横線で区切られた「表」形式になっています。縦線で区切られた部分を「列」と言い、横線で区切られた部分を「行」と言います。
一枚のシートには、「列」が256列有ります。この「列」には、左端からA,B,C,D,…,IV、とアルファベットで名前が付いています。アルファベットは26文字しか有りませんから、27番目の「列」からはAA,AB,AC,AD,…AZ、BA,BB,BC,BD…,IV、と言うようになります。
一枚のシートには、「行」が65536行有ります。上から1,2,3,4…65536、と番号が付いています。
かなりの大きさの表ですから、画面には一度に表示出来ませんので残りの部分は画面の右と下に隠れています。

[Cell]

この「表」の「列」と「行」で区切られた部分を「Cell」(セル)と言います。この「Cell」には「番地」(Address)が付いています。
A列の1行目のCellの番地は「A1」と言い、列名と行番号を組み合わせて言います。C列の5行目のCellの番地は「C5」というようになります。
ですから、WorkSheetの一番右下のCell番地は、「IV65536」となります。このCellの番地は、Excelを扱う上で非常に重要になります。よく理解しておいて下さい。
この「番地」のことを「Address」とも言い、この言葉もよく使われます。
Excelのデータは、このCellに入力していきます。


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