1−5 Cellの範囲選択

基本的には、Cellの選択に使用するキー操作に、[Shift]キーをプラスする事によって、Cellの範囲選択が出来ます。これによって、複数Cellをまとめて編集することが出来ます。
範囲選択を解除するのには、[カーソル]キーを押します。

[複数Cellの連続選択]

以下に範囲選択のキー操作をまとめておきます。
[Shift+上カーソル]キー:現在選択されているCellの同じ列を上方向に[上カーソル]キーを押した数だけ範囲選択します。
[Shift+下カーソル]キー:現在選択されているCellの同じ列を下方向に[下カーソル]キーを押した数だけ範囲選択します。
[Shift+左カーソル]キー:現在選択されているCellの同じ行を左方向に[左カーソル]キーを押した数だけ範囲選択します。
[Shift+右カーソル]キー:現在選択されているCellの同じ行を右方向に[右カーソル]キーを押した数だけ範囲選択します。
[Shift]キーを放すとスクリーンリーダーは、範囲選択された最初のAddressと最終のAddressを読み上げます。

Sheet1のCellに、次のようなデータが入力されている場合、カーソルをジャンプして範囲選択する方法を説明します。
A1に"あ"、A2に"い"、A3に"う"、A4に"え"、A5に"お"
B1に"か"、B2に"き"、B3に"く"、B4に"け"、B5に"こ"
C1に"さ"、C2に"し"、C3に"す"、C4に"せ"、C5に"そ"

[行列ごとのCellの連続選択]

[Shift+Ctrl+下カーソル]キー:選択されているCellと同じ列で、連続してデータが入力されている一番下のCellまでを範囲選択します。
上の例では、A列のA1からA4のいずれかのCellが選択されている時に、[Shift+Ctrl+下カーソル]キーを押すと、現在選択されているCellからA5の"お"のCellまでが範囲選択されます。
[Shift+Ctrl]キーを押したまま、もう一度[下カーソル]キーを押すとその列の最下行までが範囲選択されます。

[Shift+Ctrl+上カーソル]キー:選択されているCellと同じ列で、選択されているCellから連続してデータが入力されている一番上のCellまでを範囲選択します。
上の例では、A5のCellが選択されている時に、[Shift+Ctrl+上カーソル]キーを押すと、A1の"あ"Cellまでが選択されます。

[Shift+Ctrl+右カーソル]キー:選択されているCellと同じ行で、連続してデータが入力されている一番右のCellまでを範囲選択します。
上の例で言えば、A2の"い"のCellが選択されていた場合は、[Shift+Ctrl+右カーソル]キーを押すと、C2の"し"までが範囲選択されます。
[Shift+Ctrl]キーを押したまま、さらに[右カーソル]キーを押しますと、その行の最終列のIV2までが範囲選択されます。

[Shift+Ctrl+左カーソル]キー:選択されているCellと同じ行で、連続してデータが入力されている一番左のCellまでを範囲選択します。
上の例では、C2のCellが選択されている時に、[Shift+Ctrl+左カーソル]キーを押すと、A2までのCellが選択されます。

[Shift+Space]キー:選択されたCellの行全体を範囲選択する。
[Ctrl+Space]キー:選択されたCellの列全体を範囲選択する。

[A1からC5までをブロックに範囲選択する]

1.A1のCellを選択します。

2.[Shift]キーを押しながら、 [下カーソル]キーを4回押してA5までのCellを範囲選択します。

3.[Shift]キーを押したまま[右カーソル]キーを2回押します。スクリーンリーダーが「A1からC5」と言います。

4.[Shift]キーをはなします。
A1からC5が範囲選択されています。

[Shift+Ctrl+Home]キー(または[Shift+Ctrl+Fn+左カーソル]キー):入力されているCellを起点にして、A1のCellまでの間をブロックに範囲選択します。
[Shift+Ctrl+End]キー(または[Shift+Ctrl+Fn+右カーソル]キー):選択されたCellから、データが入力されている、右下のCellまでの間をブロックに範囲選択します。

[離れたCellを範囲選択する]

WorkSheet内の、離れた所をとびとびに範囲選択するには、次のようにします。
ただし、XP-Readerは、範囲選択された箇所を読みません。PC-Talker XPでは読めます。

1.一番目に範囲選択したい先頭のCellを選択します。

2.[F8]キーを押して、拡張選択モードにします。

3.[カーソル]キーを押して範囲選択します。([shift]キーを押す必要は有りません)

4.一番目が範囲選択し終わったら、[Shift+F8]キーを押して拡張選択モードを一時的に解除します。

5.[カーソル]キーで二番目に範囲選択する先頭のCellを選択します。

6.[F8]キーを押して拡張選択モードに入ります。

7.[カーソル]キーを押して範囲選択します。離れた所のCellが範囲選択されます。

8.[Shift+F8]キーを押して拡張選択モードを一時的に解除します。範囲選択された箇所はそのまま残っています。

9.拡張選択を解除するには、[F8]キーを2回押します。選択範囲も解除されます。


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