2-3 便利な連続データの入力方法(フィルの使い方)

Excelを使っていると、連続した値を入力する場合が多くあります。連続値と言っても「1、2、3、4、…」のようなものばかりでなく、例えば、奇数だけを連続入力するとか、10間隔の数字を入力したいとか、あるいはカレンダーなどを作るときに、一ヵ月分の日にちを一挙に入力するとかいろいろあります。

便利な方法がありますので書いておきます。

[数値の連続入力]

1.連続値を入力開始するCellを選択します。

2.先頭の値をそのCellに入力します。例えば、A1からA30に 1、3、5、…と奇数だけ連続入力したい場合は、次のようにします。

3.A1のCellを選択して「1」と入力します。

4.A1からA30のCellを範囲選択します。

5.[Alt],[E]キーを押してメニューバーの「編集(E)」のプルダウンメニューを出します。

6.[下カーソル]キーで「フィル(I)」を選択して[右カーソル]キーでサブメニューを出します。

7.[上下カーソル]キーで「連続データの作成」を選択して[Enter]キーを押します。

8.連続データのダイアログが開きます。[Tab]キーを押して、「増分値(S): 1」を選択して[Enter]キーを押します。

9.A1に「1」、A2に「2」、A3に「3」…A30に「30」と数値が入力されます。
この項目の「1」という数字が増えていく値です。つまり「1」であれば「1、2、3…30」となります。
[DEL」キーで増分値の「1」を消して「2」と入力します。この値が「2」であれば、連続の値は「1、3、5…59」となります。
同様に、A1のCellに「0」と入力して「増分値(S):」を「100」にすると「0、100、200、300…2900」となります。
いろいろと試してみてください。

[日付の連続入力]

Excelでは、「日付」も数値ですので、上の方法で連続値が入力できます。

1.連続日付を入力開始するCellを選択します。

2.先頭の日付を入力します。例えば、A1のCellに「2007/6/1」と入力します。

3.連続日付を入力したいCellを範囲選択します。例えば、A1からA30までを範囲選択します。

4.[Alt],[E]キーを押して、メニューバーの「編集(E)」のプルダウンメニューを開きます。

5.[下カーソル]キーで「フィル(I)」を選択して[右カーソル]キーでサブメニューを出します。

6.[上下カーソル]キーで「連続データの作成」を選択して[Enter]キーを押します。

7.連続データのダイアログが開きます。[Tab]キーを押して、「増分値(S): 1」を選択して[Enter]キーを押します。

8.選択したCellに「2007/6/1」から「2007/6/30」までの、日付が入ります。もし、Cellに「########」と表示された場合は、列幅が狭くて表示できないというエラーメッセージですので、列幅を広げてください。正常に日付が表示されます。

日付の「表示形式」は色々と変更できます。
「2-1 数値、日付の表示形式を変更する」を参照して下さい。


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