3-2 一つのCellに多くの文字列を入力したい

ExcelのCellには、その一つずつに色々な「書式」が設定できます。
この「セルの書式設定」は多く使いますので、まず、その基本的な使い方を書きます。

1.書式を設定したいCellを選択します(アクティブにします)。複数のCellに同じ書式を設定したい場合は、Cellを範囲選択します。

2.[Alt],[O]キーを押してメニューバーの「書式(O)」のプルダウンメニューを開きます。

3.[下カーソル]キーで「セル(E)」を選択して[Enter]キーを押します。「セルの書式設定」のダイアログが開きます。
ショートカットは[Ctrl+1]です。

4.「セルの書式設定」ダイアログには次のタブページがあります。
「表示形式」、「配置」、「フォント」、「罫線」、「パターン」、「保護」
それぞれのタブページには、[Ctrl+Tab]キー、または[Shift+Ctrl+Tab]キーで移動できます。
タブページの各項目は、[Tab]キーで移動して行きます。

[Cellの右端で折り返す設定]

Excelで簡単なメモ日記などを付けたいと思うときに、一つのCellに200文字ぐらい入力することがあります。その時、その文字列を全部画面に表示したいと思うと、列幅を400に設定しないとなりません。しかし、列幅の最高値は256なので、2バイト文字で200文字は一度に画面に表示出来ない事になります。
そこで、Cell幅を60ぐらいに設定しておき、Cellの右端で自動的に折り返す書式を設定すると、200文字は7行になって一つのCellに表示出来ます。

1.書式を設定したいCellを選択して、[Ctrl+1]キーを押します。「セルの書式設定」ダイアログが開きます。複数のCellに設定する場合は、Cellを範囲選択します。

2.[Ctrl+Tab]キーを押して「配置」のタブに移動します。

3.[Tab]キーを押して「折り返して全体を表示する(W)」を選択します。「チェックなし」になっているので[Space]キーでチェックを入れます。

4.[Tab]キーを押して「OK」まで行き[Enter]キーを押します。

このままでは、まだ1行しか表示されていないので、次の操作をします。

1.[Alt],[O]キーを押してメニューバーの「書式(O)」のプルダウンメニューを開きます。

2.[下カーソル]キーで「行(R)]を選択して[右カーソル]キーでサブメニューを出します。

3.[上下カーソル]キーで「自動調整」を選択して[Enter]キーを押します。

Cellの高さが行数に合わせて高くなります。

[Cell内で改行をする]

改行位置で[Alt+Enter]キーを押すと列幅に関係なく改行します。入力済みの文字列を改行するときは、[F2]キーを押して編集モードにしてから、改行位置に移動して[Alt+Enter]キーを押します。


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