3-7　データの検索・置換

ExcelのSheetの各Cellに入力されたデータを検索したり、データを置換することはかなり多く行ないます。ここでは、メニューバーの「検索」のコマンドを使っての検索方法を書きます。「検索」、「置換」は関数を使っても行なうことができます。

［検索］

１．[Ctrl+Home]キーを押して[A1]のCellを選択しておきます。

２．[Alt],[E]キーを押してメニューバーの「編集(E)」のプルダウンメニューを出します。

３．[下カーソル]キーで「検索(F)」を選択して[Enter]キーを押すと、検索のダイアログが開きます。

４．「検索する文字列(N)」の項目に、検索したい文字列の全部または一部を入力します。通常は一部だけ入力した方が、ヒットする確率が多くなります。

５．[Tab]キーで「次を検索(F)」まで行き[Enter]キーを押します。一番目に検索されたCellが選択されていますが、ダイアログが消えずに残っているので、検索選択されたCellを音声で読みません。

６．[Tab]キーを押して「閉じる」まで行き[Enter]キーを押します。検索のダイアログボックスが閉じます。[Esc]キーを押してもダイアログは消えます。

７．ExcelのSheetに戻り、検索されたCellが選択されているで、一度[下カーソル]キーを押して、すぐに[上カーソル]キーを押すと、検索結果のCell番地とデータを読み上げます。

８．検索結果が目的のCellでない場合は、[F4]キーを押すと次に該当するCellにジャンプします。[F4]キーを次々と押して行くと、該当するCellを全て検索して、また一番始めにヒットしたCellに戻ります。

［置換］

置換というのは、ある特定のデータの文字列を検索して、指定した他の文字列に置き換える操作のことです。

１．[Alt],[E]キーを押してメニューバーの「編集(E)」のプルダウンメニューを出します。

２．[下カーソル]キーで「置換(E)」を選択して[Enter]キーを押します。

３．置換のダイアログが開きます。次の項目を使います。

• 「検索する文字列(N):」
• 「置換後の文字列(E):」
• 「すべて置換(A):」

４．はじめの「検索する文字列(N):」には、変更したい文字列を入力します。

５．「置換後の文字列(E):」には、置き換えたい文字列を入力します。

６．[Tab]キーで「すべて置換(A)」を選択して[Enter]キーを押します。

Sheet上の該当文字列が全て置き換わります。

一つずつ、検索して置換をすることも出来ますが、音声を使っては非常にやりにくいので、検索語と置換語を慎重に考えて、一括置換をすることをお勧めします。

前の項目へ　視覚障害者のためのExcel講座へ戻る　次の項目へ