3-8 文字列操作(文字列の連結・文字列演算子)

[文字列の連結]

Excelでは、別々のCellに書かれている文字列を、別のCellにつなぎ合わせる事が出来ます。
例を挙げます。
サンプル住所録のA列の「姓」とB列の「名」とを連結します。この「姓」と「名」とをSheet2のA列に「氏名」として連結して記入してみます。

第2章で数値を、演算子を使って足したり(加算)かけたり(乗算)しました。文字列でもCellの文字列をつなぎ合わせる[&]と言う演算子があります。&の入力は、[Shift+6]キーで出来ます。

Sheet1の[A2]のCellに「山田」、[B2]のCellに「太郎」という文字列が入力されている時に、Sheet2のA2のCellに「山田太郎」と自動的に記入するには、Sheet2のA2のCellに、次の計算式を書きます。
=(Sheet1!$A2)&(Sheet1!$B2)
行番号は相対参照になっています。これでSheet2のA2のCellに「山田太郎」と表示されます。

では、この氏名の姓と名の間に半角のスペースを入れ、名前の後に全角のスペースを空けて「様」の文字を追加するのには、どんな式にすれば良いでしょうか?
次のようにします。
=(Sheet1!$A2)&" "&(Sheet1!$B2)&" 様"
行番号は相対参照になっています。これでSheet2のA2のCellに「山田 太郎 様」と記入されます。

このように、別々のCellに記入された文字列をつなぎ合わせるだけではなくて、式の中に["](ダブルクォーテーション)で囲まれた文字列を追加する事も出来ます。

これを使いうと、「担当は山田です。」などの文字列を作ることも出来ます。
="担当は"&(Sheet1!$A2)&"です。"
行番号は相対参照になっています。
色々と試してみて下さい。また、この連結式をSheet2のA列の2行目以降のCellにもコピーしてみて下さい。


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