4-2 日付で絞り込む(オートフィルタ機能)

第3章で行なった「オートフィルタ(F)」を使って、指定した日付範囲の出金データを抽出しましょう。

1.小遣帳.xlsを起動します。

2.Cell[A1]の「日付」を選択します。
[Ctrl+Home]キーでジャンプします。
「オートフィルタ (F)」を行なうときは、必ず1行目の項目名を選択します。
また、オートフィルタモードに入る時は、空白Cellを選択して実行しますと、次のようなメッセージが出てエラーになります。
「Microsoft Excelの警告メッセージ 指定された範囲を使用してコマンドを完了できませんでした。範囲内のセルを 1 つ選択し、コマンドを再実行してください。 エンターは OK」

3.[Alt],[d]キーを押してメニューバーの「データ(D)」のプルダウンメニューを出します。

4.[下カーソル]キーで「フィルタ (F)」を選択してサブメニューの「オートフィルタ(F)」を選択して[Enter]キーを押します。「オートフィルタ (F)」にチェックが入りオートフィルタモードになります。

5.Cell[A1]の「日付」を選択します。
(「オートフィルタ (F)」を行なうときは、必ず1行目の項目名を選択します)。

6.[Alt+下カーソル]キーを押して、コンポボックスを開きます。
(PC-TalkerXPはバージョン3.07ベーター版からこのリストを読み上げます)

7.[上下カーソル]キーで「オプション」を選択して[Enter]キーを押します。

8.[Shift+Tab]キーを1度押して、「日付」のコンポボックスを選択します。

9.[上下カーソル]キーで「以上」を選択します。

10.[Tab]キーを1度押します。
エディットボックスが選択されますので、絞り込みたい日付の先頭の日付を入力します。
たとえば、4月のデータを抽出したい場合は[2008/4/1]と入力します。
あるいは[上下カーソル]キーでリストから4月の最初の日付を選択します。

11.[Tab]キーを1度押します。
「AND(A)」のラジオボタンと言います。ここは[AND]と[OR]が選択出来ますが、今回は範囲内のデータを抽出するので[AND]を選択します。

12.[Tab]キーを1度押します。
「コンポボックス」と言いますので、[上下カーソル]キーで「以下」を選択します。
「注意」
コンポボックスの、「以上」と「以下」は記入した日付を含みます。「より大きい」と「より小さい」は記述した日付は含みません。

13.[Tab]キーを1度押します。
「エディットボックス」と言いますので、抽出したい日付の最後の日付を入力します。
4月の日付を抽出したい場合は[2008/4/30]と入力します。また、[上下カーソル]キーでリストから、4月の最後の日付を選択しても大丈夫です。

14.[Tab]キーを押して「OK」まで行き[Enter]キーを押します。

画面に2008年4月のデータが抽出されます。
この方法で、「出金記録」シートで任意の日付データの抽出が出来ます。
抽出条件以外の行は非表示になって、抽出された行だけが表示されている状態です。

日付範囲でデータを抽出した状態から、さらに科目別にデータを抽出することが出来ます。

1.日付範囲でデータを抽出したら、そのままの状態で、セル[B1]の「科目」を選択します。

2.[Alt+下カーソル]キーでコンポボックスを開きます。

3.抽出したい科目を選択して[Enter]キーを押します。
これで、選択した日付の範囲内で、さらに科目別の絞り込みが出来ます。

4.絞り込みをしたデータを一つ前の絞り込みに戻すのは、次の様にします。
たとえば、日付で絞り込んだ後に、科目名でさらに絞り込んだとします。
別の科目を絞り込みたい場合はCell[B1]の「科目」を選択して[Alt+下カーソル]キーを押してコンポボックスで「全て」を選択して[Enter]キーを押します。
日付の絞り込みはそのままで、全ての科目が出てきます。改めて、絞り込みたい科目で絞り込みを行ないます。


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