4-3 抽出したデータの合計を求める

「オートフィルタ」で抽出されたデータの「金額」は、SUM関数では、合計が出ません。SUBTOTAL関数を使います。

1.関数のヘルプでSUBTOTAL関数を調べます。
SUBTOTAL関数の書式は次の様に書いてあります。
SUBTOTAL(集計方法,範囲 1,範囲 2,...)
引数の「集計方法」は以下のものから選択をします。
集計方法
(非表示の値も含める)
集計方法
(表示の値を無視する)
関数
1 101 AVERAGE
2 102 COUNT
3 103 COUNTA
4 104 MAX
5 105 MIN
6 106 PRODUCT
7 107 STDEV
8 108 STDEVP
9 109 SUM
10 110 VAR
11 111 VARP

使用例には、次の様に書いてあります。

Cell[A1]に「データ」、[A2]に「120」、[A3]に「10」、[A4]に「150」、[A5]に「23」と入力されたシートで説明します。
数式:=SUBTOTAL(9,A2:A5)
説明:SUM 関数を使用して、上のセル範囲の集計値を求めます (結果は303) 。
数式:=SUBTOTAL(1,A2:A5)
説明:AVERAGE 関数を使用して、上のセル範囲の集計値を求めます(結果は75.75)。
---ヘルプの説明はここまで
今回は合計を出すので、[9]を使います。

2.合計の計算式を書くCellを決めます。
2行目以下の行に書き込みますと、オートフィルタをした場合、抽出されていない行が非表示になっていますので、非表示にならない項目名が書いてある1行目に計算式を書きます。今回は、Cell[F1]に書きます。

3.式は次の様になります。
=SUBTOTAL(9,$D$2:$D$65536)
以上で、Cell[F1]に抽出したデータの「金額」欄の合計が自動的に出ます。

引数の「集計方法」に[2]を書きますと、抽出したデータの個数を出します。


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