「オートフィルタ」で抽出されたデータの「金額」は、SUM関数では、合計が出ません。SUBTOTAL関数を使います。
1.関数のヘルプでSUBTOTAL関数を調べます。
SUBTOTAL関数の書式は次の様に書いてあります。
SUBTOTAL(集計方法,範囲 1,範囲 2,...)
引数の「集計方法」は以下のものから選択をします。
集計方法
(非表示の値も含める)集計方法
(表示の値を無視する)関数 1 101 AVERAGE 2 102 COUNT 3 103 COUNTA 4 104 MAX 5 105 MIN 6 106 PRODUCT 7 107 STDEV 8 108 STDEVP 9 109 SUM 10 110 VAR 11 111 VARP 使用例には、次の様に書いてあります。
Cell[A1]に「データ」、[A2]に「120」、[A3]に「10」、[A4]に「150」、[A5]に「23」と入力されたシートで説明します。---ヘルプの説明はここまで
数式:=SUBTOTAL(9,A2:A5)
説明:SUM 関数を使用して、上のセル範囲の集計値を求めます (結果は303) 。
数式:=SUBTOTAL(1,A2:A5)
説明:AVERAGE 関数を使用して、上のセル範囲の集計値を求めます(結果は75.75)。
今回は合計を出すので、[9]を使います。
2.合計の計算式を書くCellを決めます。
2行目以下の行に書き込みますと、オートフィルタをした場合、抽出されていない行が非表示になっていますので、非表示にならない項目名が書いてある1行目に計算式を書きます。今回は、Cell[F1]に書きます。
3.式は次の様になります。
=SUBTOTAL(9,$D$2:$D$65536)
以上で、Cell[F1]に抽出したデータの「金額」欄の合計が自動的に出ます。
引数の「集計方法」に[2]を書きますと、抽出したデータの個数を出します。