前にも書きましたが、ファイルにはファイル名の後に半角のピリオドを付けてその後に3文字の英数字を付けて、そのファイルの種類(属性)を区別しています。これを「拡張子」と言います。「講座11」を参照して下さい。
マイコンピュータなどで、任意のファイルを選択して[Enter]キーを押しますと、その拡張子のファイルを開くために指定されたアプリケーションソフトが起動して、そのファイルを開きます。この開くアプリケーションソフトを指定する事を「ファイルの関連付け」と言います。
具体的に書きます。
拡張子が[txt]のファイルは、そのファイルの内容が文字(記号も含む)だけのファイルである事を慣習的に意味しています。そこで、この[txt]の拡張子が付いたファイルを開くアプリケーションソフトの種類は、ワープロソフトとかエディタなどのソフトになります。ところが、皆さんのパソコンの中にインストールされている、これらのソフトは1種類ではありません。
例えば、エディタにしても、「メモ帳」、「マイエディット」、「MMエディタ」、「wordpad」、「WZエディタ」など色々あります。そこで、マイコンピュータで拡張子が[txt]のテキストファイルを選択して開く時のアプリケーションソフトを具体的に指定しておく必要があります。この指定する事を「ファイルの関連付け」と言います。逆にファイルの方から言うと「拡張子に関連付ける」と言います。
これは、テキストファイルだけではなくて、音楽のファイルを開くときに「メディアプレーヤー」にするか「リアルプレーヤー」にするかの指定もそうですし、ホームページを開くソフトを「インターネットエクスプローラ」(IE)にするか「ホームページリーダー」(HPR)にするかの指定もそうです。
皆さんは、それぞれ個人的に自分で使い易いソフトを使っています。多くの場合、ただ使いなれているだけだと思うのですが、でも使い易いソフトを使ったほうが良いので、以下に「ファイルの関連付け」の具体的な手順を書きます。
1.マイコンピュータを起動します。
2.拡張子が .txt のテキストファイルを選択します([Enter]キーは押しません)。ファイルの説明として、「TXTファイル」といいます。
3.[アプリケーション]キー又は[Shift+F10]キーを押します。
4.[下カーソル]キーで「プログラムから開く」に行き[右カーソル]キーでサブメニューを開きます。
5.[上カーソル]キーを一度押して「プログラムの選択」に行き[Enter]キーを押します。
6.[上下カーソル]キーで「 Notepad」を選択して[Enter]キーを押します。
7.マイコンピュータで選択したテキストファイルが、メモ帳で開きます。
1.マイコンピュータを開きます。
2.[Alt]キーを押してメニューバーに行き「ツール(T)]を選択します。
3.[上カーソル]キーで「フォルダオプション(O)」に行き[Enter]キーを押します。
4.[Ctrl+Tab]キーを押して「ファイルの種類」のタブに移動します。自分のパソコンにある全ての拡張子のリストが出てきます。
5.その中から「txt]の拡張子を[上下カーソル]キーで捜します。沢山の数がありますので、探すコツとしては、キーボードから[T]の文字を入力しますと[t]で始まる拡張子の所にジャンプします。
6.[TXT ファイルの種類: txt ファイル]が見つかりましたら、[Tab]キーを数回押して「変更」に行き[Enter]キーを押します。
7.「ファイルを開くプログラムを選択してください」のリストから[上下カーソル]キーで「Notepad」を選択します。
8.[Tab]キーで「この種類のファイルを開くときは、選択したプログラムをいつも使う」に行き[Space]キーでチェックをいれます。既にチェックが付いている場合はそのままにします。
9.[Tab]キーで「OK」に行き[Enter]キーを押します。
10.[Tab]キーで「閉じる」に行き[Enter]キーを押します。
これで次回からもメモ帳でテキストファイルが開きます。
この他にもアプリケーションソフトの方から拡張子を関連付ける方法もあります。これは、そのソフトによって操作の方法が異なります。